考古学フォーラム情報BOX859
◆ 展示会・講演会・研究会========
- 三河考古学談話会 西三河例会
日 時:令和4年5月19日(木)午後7時〜
場 所:安祥公民館(安城市歴史博物館・埋蔵文化財センター隣)
発表者: 市澤泰峰 (豊田市郷土資料館)
題 名: 寺部遺跡の発掘調査成果ついて
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- 日本動物考古学会 第9回大会
大会会場の豊橋市自然史博物館は、豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)内にあります。6月8日(水)までに参加申し込みをされた方には、「入園許可証」を E-Mailの添付ファイルとしてお送りいたします(E-Mail の利用が困難な方には別途対応いたします)。公園へ入園の際には、参加者ご自身で「入園許可証」をご提示ください。大会参加は当日も受け付けますが「入園許可証」のない方は入園料(600円)が必要になります。開園・開館時間は午前9時です。
なお、本大会は日本動物考古学会と豊橋市教育委員会との共催となります。大会運営の多くの場面で豊橋市教育委員会からご支援を頂くこととなりましたため、第1報でお伝えした参加費 1,000円は無料となりました。大会の各イベントは、新型コロナウイルスの感染拡大により変更ないし中止となる可能性があります。現地開催の可否の判断は5月中に学会役員会と豊橋市自然史博物館が協議し、追って参加者の皆様へご連絡いたします。また、本大会では懇親会は中止とさせていただきます。
▼大会イベント
1. 普及講演会(大会イベント1)
大会2日目の13時30分から、口頭による研究発表と同じ会場で樋泉岳二さんによる一般市民向けの普及講演会が開催されます。大会終了後そのまま普及講演会に参加可能です。
日 時:6月26日(日) 13:30〜15:00
講 師:樋泉岳二(早稲田大学講師)
タイトル:貝塚から探る昔の自然と人びとの暮らし
2. バックヤードツアー(大会イベント2)
豊橋市自然史博物館のご協力により、大会2日目(6月26日)の普及講演会後(15:30~)、収蔵庫や標本製作現場を見学できるバックヤードツアーを行います。
事前申し込み制で定員 15 名、参加費は無料です。
3.エクスカーション(大会イベント3・4)
豊橋市教育委員会および田原市教育委員会のご協力により、大会後の6月27日(月)に、遺跡などをめぐるエクスカーション(愛知県豊橋市と田原市の2コース)を開催します。
事前申し込み制で定員は各 20 名、参加費は無料です(昼食は各自でご用意ください)。移動はマイクロバスでの参加者乗り合わせとなります。駐車スペース等の都合上、自家用車の使用はお控えください。
【豊橋コース】
午前:豊橋市役所9時出発→市杵嶋神社貝塚→大西貝塚→内田貝塚・坂津寺貝塚(滅失)→瓜郷遺跡→大蚊里貝塚→豊橋市役所(昼食)
午後:【晴天時】豊橋市役所→嵩山蛇穴→馬越長火塚古墳→豊橋市役所15時解散
【雨天時】豊橋市役所→平井稲荷山貝塚(豊川市)→菟足神社貝塚(豊川市)→豊橋市役所(吉田城址15時解散
【田原コース】
午前:豊橋市役所9時出発→吉胡貝塚資料館(吉胡貝塚・昼食)
午後:伊川津貝塚→保美貝塚→ふるさと教育センター(出土遺物収蔵施設)→豊橋市役所15時解散
▼バックヤードツアー、エクスカーション(大会イベント2〜4)への参加申し込み:
申込期限:6月8日(水)
申込先:900-0006 沖縄県那覇市おもろまち 3-1-1
沖縄県立博物館・美術館 澤浦亮平
E-mail:sawaura@gmail.com
件名を「日本動物考古学会第9回大会イベント参加申し込み」としてどのイベントへの参加をご希望されるのか明記の上、上記の E-mail アドレスに申し込みください。
申し込みが定員を上回った場合は抽選とさせていただきます。
▼会場のご案内:
豊橋市自然史博物館(愛知県豊橋市大岩町字大穴 1-238 豊橋総合動植物公園内)
▼研究発表プログラム:
・6月25日(土)
開会の辞 13:00 (会長:佐藤孝雄)
研究発表1 (座長:名島弥生)
13:10〜13:30「沖縄県久米島町下地原洞穴遺跡の再調査」澤浦亮平・藤田祐樹・山崎真治・砂川暁洸
13:30〜13:50「群馬県居家以岩陰遺跡における縄文早期押型文期・条痕文期の動物遺存体および骨角貝製品(2017・18 年資料をもとに)」山崎京美・黒住耐二・江田真毅・谷口康浩
13:50〜14:10「鳥浜貝塚の遺跡形成に関する基礎的検討」佐藤巧庸・鯵本眞由美・小島秀彰
14:10〜14:30「土器残存脂質分析による真脇遺跡出土土器煮炊き内容物の評価と脂質情報の持つ意味—小竹、鳥浜遺跡との相互比較を通して—」宮田佳樹・村本周三・遠部慎・福井淳一・宮内信雄・堀内晶子・三谷曜子
・松石隆・高田秀樹
14:30〜14:50「骨角器の孔からみえてきた縄文時代後晩期の X(工)字形製品の用途」阿部きよ子
—10 分休憩—
15:00〜15:30ポスター発表1 (発表者・題目は後掲)
研究発表2 (座長:小島秀彰)
15:30〜15:50愛知県豊橋市石塚貝塚の再検討—2019 年度調査出土動物遺存体を中心に—」納屋内高史・村上昇
15:50〜16:10「石瀬貝塚の再検討—年代測定を中心に—」遠部慎・畑山智史・米田穣・小林謙一
16:10〜16:30「愛知県保美貝塚の動物利用」山崎健
16:30〜16:50「土器施文・調整具としての貝工具について」川添和暁
16:50〜17:10「愛知県豊川市の旧家で保管されてきたニホンオオカミの頭骨について」安井謙介・石黒直隆・木谷良平・神戸敦
—10 分休憩—
17:20〜17:50 総 会
・6 月 26 日(日)
研究発表3 (座長:澤浦亮平)
9:20〜9:40「土器圧痕でみられる貝類について(予察)」黒住耐二
9:40〜10:00「熱変性による貝殻硬組織の変容」畑山智史
10:00〜10:20「恵山文化の骨角器の紋様変遷について」青野友哉
10:20〜10:40「高地性集落の動物資源利用と集団の性格に関する一考察」石丸恵利子
—10 分休憩—
10:50〜11:20 ポスター発表2 (発表者・題目は後掲)
研究発表4 (座長:新美倫子)
11:20〜11:40「日本列島の古代・中世馬の四肢骨プロポーションの多様性」植月学
11:40〜12:00「中世日本のニワトリの形態ー大分県中世大友府内町跡出土遺跡からの検討」江田真毅
12:00〜12:20「遺跡から出土する条鰭類椎体の分類群同定のための指標作成」楠橋直・岡本隆
12:20〜12:40「千葉市動物公園における共同研究と成果の公開について」西野雅人
閉会の辞 12:40 (副会長:本郷一美)
普及講演会(大会イベント1)
13:30〜15:00 樋泉岳二「貝塚から探る昔の自然と人々の暮らし」
バックヤードツアー(大会イベント2)(事前申込制・人数制限あり)
15:30〜16:30
・ポスター発表プログラム
P1「下総台地における縄文時代後期の哺乳類利用」坂本匠
P2「新城下原第二遺跡出土のイノシシもブタなのか?」新美倫子・玉城綾
P3「石川県羽咋市吉崎・次場遺跡における弥生時代の鹿角利用(仮)」吉永亜紀子
P4「三浦市間口洞窟遺跡の脊椎動物遺体」佐藤孝雄・宇根宏紀・艾凱玲・千葉毅
P5「出島オランダ商館のニワトリ」許開軒・江田真毅
P6「農書からみる農耕馬と厩」高尾将矢
P7「遺跡出土資料から見た北海道のマルタニシとオオタニシ」松本建速
P8「女性と出産—産屋の民俗誌事例と考古事例の比較—(続)」高橋佳子
P9「鯨歯・髭工芸の現状と技術伝承の課題」内田昌宏
P10「家畜イヌとオオカミの臼歯輪郭形状に対する幾何学的形態解析」山田英佑・遠藤秀紀
・6月27日(月)
エクスカーション(大会イベント3・4)(事前申込制・人数制限あり)
9:00〜15:00
▼ 愛知県唯一のニホンオオカミの頭骨を展示します
豊川市の旧家で代々保管され、1950年(昭和25年)頃まで病気治癒の祈願に用いられていたニホンオオカミと伝わるイヌ科動物の頭骨が、令和2年度に豊橋市自然史博物館に寄贈されました。調査の結果、この頭骨は間違いなくニホンオオカミの頭骨であることが確認されました。
同時に寄贈された関連資料から、この頭骨が戦前に報告された愛知県産とされるニホンオオカミの頭骨4点のうちの1点で、江戸時代の三河地方で捕獲されたものであることが判明しました。現在までに愛知県産のニホンオオカミの頭骨は上記4点しか知られていない上、当館へ寄贈された頭骨以外の3点の所在は現在不明であることから、この頭骨は現在確認できる唯一の愛知県産とされるニホンオオカミです。
このニホンオオカミの頭骨を日本動物考古学会第9回大会開催に合わせて展示します。
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