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2019年7月29日 (月)

考古学フォーラム情報BOX760

◆ 展示会・講演会・研究会========

  • 33回考古学研究会東海例会

「狗奴国東海説」再考

趣 旨:

   3世紀中頃の日本列島について詳細に記録した『魏志倭人伝』(『三国志』魏書烏丸鮮卑東夷伝倭人条)は、女王国(邪馬台(やまと)国)の南に狗奴(くな)国が存在したことを記す。単独で女王国(連合)と対峙したこの強国を、令制の尾張国を含む東海地方に比定する説が、近年しばしば見受けられる。狗奴国は、邪馬台国の位置を推定するうえでも重要な手がかりとなるが、これを東海地方にあてる説ははたして妥当なのか。

   国名や地名、人名などの固有名詞は考古学から明らかにしえない以上、狗奴国をはじめとする『魏志倭人伝』所載の国々の比定も、当然のことながら、根本史料である『魏志倭人伝』を無視しては成り立たない。文献史料や各地の考古資料の検討をつうじて、「狗奴国東海説」を再考する。

日 時:201983日(土)  1230〜 受付開始

会 場:三重大学人文学部3階 大会議室(三重県津市栗真町屋町1577

  1300     開会挨拶・趣旨説明  

  1310  小澤 毅 氏     「『魏志』が語る狗奴国と邪馬台国の位置」

  1350  赤塚次郎 氏     「東海の考古資料からみた狗奴国」

  1430  関川尚功 氏     「近畿の考古資料からみた狗奴国」

  1510   (休憩)

  1525  松田 度 氏    「九州の考古資料からみた狗奴国」

  1610  司会: 穂積裕昌 氏     討 論

  1700     閉会挨拶

問い合わせ先:小澤 毅(ozawahuman.mie-u.ac.jp

       ※▲を@に置き換えてください

 

https://kokogakukenkyukai.jp/reikai-tokai.html

 

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▽ 考古学フォーラム情報BOXに掲載する、東海地方(三重・岐阜・愛知・静岡)の考古学に関する情報を募集しております。展示会・講演会・研究会・出版物・発掘調査・現地説明会の情報など、

NQC10551@nifty.com 宮腰までお送り下さい。

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2019年7月21日 (日)

考古学フォーラム情報BOX759

◆ 展示会・講演会・研究会========

  • 南山大学:

2019年度第1回公開シンポジウム(人類学研究所設立70周年記念事業関連)

「人類学と博物館ー民族誌資料をどう研究するのか?」

日 時:2019727日(土)、13301800(開場1300

会 場:南山大学R棟・R49教室

    キャンパスマップ:https://www.nanzan-u.ac.jp/CMAP/nagoya/campus-nago.html

主 催:南山大学人類学研究所

プログラム:

13:30 「あいさつ」

     後藤明(南山大学人文学部・教授/人類学研究所・第二種研究所員)

13:35 「趣旨説明」

     宮脇千絵(南山大学人類学研究所・第一種研究所員/准教授)

13:45 基調講演「人類学と博物館ーこれまでとこれから」

     吉田憲司(国立民族学博物館・館長)

14:30 休憩

14:40 報告1「物質文化研究の視点から」

     後藤明(南山大学人文学部・教授/人類学研究所・第二種研究所員)

15:00 報告2「民具研究の視点から」

     久保禎子(一宮市尾西歴史民俗資料館・学芸員)

15:20 報告3「考古学の視点から」

     黒沢浩(南山大学人文学部・教授)

15:45 人類学博物館見学(学芸員による案内)

16:30 総合討論(司会:黒沢浩)

18:00 終了

(総合司会:宮脇千絵)

 

※人類学博物館の開館時間は10時〜16時半です。入館料無料。

 

 開催趣旨:

 南山大学に、人類学研究所と人類学博物館があるのをご存知でしょうか?学外の方には(学内でも)、同じ施設だとよく混同されます。しかしそれもあながち間違いではありません。この2つはもともとルーツを同じくするからです。

 南山大学が創立された1949年、人類学・民族学研究所とその資料陳列室が開設されました。人類学・民族学研究所は1954年に人類学研究所と名称を改めました。資料陳列室は1979年に、人類学研究所から独立し、人類学博物館となりました。奇しくも今年は、両組織の設立70周年に当たります。このメモリアル・イヤーに再びタッグを組み、シンポジウムを企画しました。

 シンポジウムの目的は2つあります。ひとつは、研究所の成り立ちとも所縁のある博物館の資料から、両者のルーツを改めて振り返ること。ふたつめは、博物館の資料、特に民族誌資料を、人類学の研究にいかに活かすことができるのかを考えることです。

 基調講演では人類学と博物館の関係、および国立民族学博物館での取り組みをご紹介いただきます。さらに、物質文化研究、民具学、考古学といった「物質文化」や「博物館資料」を扱う隣接分野の取り組みとの比較検討をおこない、民族誌資料の活用について考えます。

 一緒に、人類学と博物館のかかわりについて考えてみませんか。ぜひこの機会に、人類学研究所と人類学博物館をもっと身近に感じていただき、あなたの研究に、われわれをお役立てください。

 

http://rci.nanzan-u.ac.jp/jinruiken/activities/information/016610.html

 

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2019年7月14日 (日)

考古学フォーラム情報BOX758

◆ 展示会・講演会・研究会========

  • 三河考古学談話会 西三河例会

日 時:令和元年7月18日(木)午後7時〜

場 所:安祥公民館(安城市歴史博物館・埋蔵文化財センター隣)

発表者:市澤 泰峰(豊田市教育委員会)

題 名: 平成30年度の豊田市の発掘調査

 

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  • 西尾市岩瀬文庫:

「〈『新編西尾市史 資料編1 考古』刊行記念〉考古遺物の美と謎(ミステリー)

 今春刊行された『新編西尾市史 資料編1 考古』では、373か所の遺跡と出土遺物を収載しています。本展では考古学の世界をより身近に感じていただこうと、収載された出土品のなかから「美・謎」をテーマに優品を選び、考古遺物の魅力を紹介します。文字には残されていない、先人たちのメッセージを受けとってください。

会 期:2019706()20191006()

 

★写真から見た西尾市の発掘のあゆみ

会 期:730()818()

会 場:岩瀬文庫1階ギャラリー

 

★西尾市史シンポジウム-縄文時代の西尾-

日 時:83()午後2時〜5

・講 師:加藤 安信 氏(西尾市史編集委員/考古部会長)

   テーマ「市史編さんと文化財保護」

・講 師:山田 康弘 氏(国立歴史民俗博物館教授)

   テーマ「墓制からみた枯木宮貝塚(仮題)

・講 師:川添 和暁 氏(愛知県埋蔵文化財センター)

   テーマ「生業からみた枯木宮貝塚」

※予約不要・入場無料(ただし、資料代100)

 

★西尾市史講座 

1回「西尾市史の新知見」

 日 時:721() 午後130分〜4

 第1

  講 師:浅岡 優(西尾文化振興課)

  テーマ:「西尾市史の魅()どころ」

 第2

  講 師:茂原 信生 氏(京都大学名誉教授)

  テーマ:「西尾市内の出土人骨からみた縄文・弥生時代人」

2回「弥生時代の西尾」

 日 時:818() 午後130分〜4

 第1

  講 師:黒澤 浩 氏

  テーマ:「三河に稲作が伝わった頃」

 第2

  講 師:鈴木 とよ江 (西尾市文化振興課)

  テーマ:「弥生時代集落をみつめる」

3回「中世の城館と村」

   日 時:98() 午後130分〜4

   第1

     講 師:鈴木 正貴 氏(愛知県埋蔵文化財センター)

     テーマ:「幡豆郡における中世の村」

   第2

     講 師:奥田 敏春 氏 (岡崎市文化財保護審議会委員)

     テーマ:「伝えられた幡豆郡の城館—お城再発見—」

場 所:岩瀬文庫地階研修ホール

定 員:70(当日先着順)

※予約・料金は不要です。

※定員を超えた場合は別室でモニター聴講となります。

 

https://iwasebunko.jp/

 

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  • 静岡市立登呂博物館:

夏季企画展「FIRE

ヒトは火を偶然発見してから、生み出して操る術を身に着け、「光」と「熱」を衣食住に利用しました。時を経て電気の誕生により、電気が「火」の役目を果たすようになりました。近年火の役割は減りましたが、火は古代から生活に欠かせないものであり、なくてはならないものです。この展示では、火の役割を振り返ります。

会 期:2019713日(土)〜201998日(日)

会 場:静岡市立登呂博物館 2階 特別・企画展示室

休館日:月曜日、祝日の翌日(7/158/1213は開館)

問い合わせ  静岡市立登呂博物館

       電話 054-285-0476 FAX 054-287-1466

 

http://www.shizuoka-toromuseum.jp/

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  • 知立市歴史民俗資料館:

友好都市提携25周年記念企画展「伊那市の縄文土器」

  知立市と長野県伊那市とは友好都市提携を結び、今年で25周年を迎えます。中央アルプスと南アルプスという雄大な山々に抱かれた伊那谷には縄文時代の遺跡が数多く、出土した縄文土器の造形には自然の中で生きた縄文人の不思議な力を感じさせます。知立市でも少量ながら縄文土器が出土しており、それらは伊那谷をはじめ中部甲信越地方で繁栄した縄文文化の影響を受けていると考えられています。本企画展ではこれら二つの地域の縄文土器を展示して紹介します。

会 期:720日(土)〜9月8日(日)

休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館)、726日(金)、823日(金)

観覧料:無料

★展示記念講演会

 日 時:84日(日) 午後130分〜

 演 題:「伊那市の縄文遺跡について」

 講 師:浜慎一氏(伊那市創造館 学芸員)

 会 場:知立市図書館2階 視聴覚室

 定 員:定員あり(先着順)50

     令和元年718日(木曜日)午前9時から受付開始

 申込み:必要(知立市歴史民俗資料館まで電話、FAX、メールにて)

 

★関連企画

【愛知やきものヒストリー2019

愛知県内の博物館・資料館等が連携して焼き物に関する展示を行い、スタンプラリーを開催します。

 

講演会申込み・問合せ:

知立市歴史民俗資料館(知立市南新地二丁目3番地3)

電話 0566−83−1133  FAX 0566−83−6675

メール siryokan@city.chiryu.lg.jp

 

https://www.city.chiryu.aichi.jp/soshiki/kyoiku/bunka/gyomu/1/index.html

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  • 半田市立博物館:

企画展「塩のはなし」

期 間:720()91()

塩に関する道具や文書資料を中心に、知多半島で行われた塩づくりについて紹介します。

 

★企画展記念講演会「知多半島の古代製塩」

古代の塩づくりについて分かりやすく解説します。

日 時:721()1330分〜15

場 所:博物館 視聴覚室(2)

講 師:立松彰氏(東海市立平洲記念館館長)

参加費:無料(申込不要)

 

https://www.city.handa.lg.jp/hkbutsu/bunka/gejutsu/hakubutsukan/hakubutsukan.html

 

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  • 松阪市文化財センター はにわ館:

夏季企画展「みえの古墳 −こんな古墳もあるんです!−」

 古墳時代の前期から後期までを対象に、これまで、とりあげられる機会の少なかった古墳について展示します。県内の古墳で副葬品の種類が豊富な古墳や、貴重な資料が出土した古墳を紹介します。

 また、企画展に合わせてミュージアムトークや「ステンシルであそぼう」のワークショップも行います。

期 間:令和元年720(土曜日)98(日曜日)

  所:はにわ館第2展示室

休館日:月曜日、祝日の翌平日

 

https://www.city.matsusaka.mie.jp/site/bunkazai-center/

 

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2019年7月 8日 (月)

考古学フォーラム情報BOX757

◆ 展示会・講演会・研究会========

  • 三河考古学談話会 東三河7月例会

日 程:7月10日(水)19:00

会 場:豊橋市文化財センター  

・タイトル1「石塚貝塚発掘調査研究史」   

発表者:村上 昇(豊橋市文化財センター)    

みどころ:久永春男の野帳などから、調査の経緯と原地形を復元。   

・タイトル2石塚貝塚確認調査速報  

発表者:石原 唯(豊橋市文化財センター)  

みどころ:約半世紀ぶりの発掘調査。貝層の広がりを確認。   

 

※終了後、豊橋駅近くでサク飲みを計画しております。

 

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  • 愛知県陶磁美術館:

あいちトリエンナーレ2019連携企画事業 企画展

「インダス文明への道 —栗田功コレクションを中心に—」

期 間:2019629日(土) - 818日(日)

 インダス文明は、紀元前2600から1800年頃にかけて現在のパキスタンを中心に発展した、四大文明に数えられる世界屈指の古代都市文明です。当文明は、約4000年に及ぶ当地の農耕文化の発展の結果として成立しました。最初期の農耕文化の中心となったメヘルガル遺跡では、インダス文明の信仰に連なる瘤牛や菩提樹をはじめ、様々な幾何学文様で飾られた彩文土器、豊穣を祈る女性土偶や、動物形土製品等が作られました。

 近年受贈した国内最大級のコレクションをもとに、インダス文明のはぐくんだバローチスターン地方の彩文土器文化に迫ります。

https://www.pref.aichi.jp/touji/index.html

 

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