« 2018年8月 | トップページ | 2018年10月 »

2018年9月24日 (月)

考古学フォーラム情報BOX723

◆ 展示会・講演会・研究会========
● 瀬戸市文化振興財団:  
企画展「瀬戸窯の復興−黎明期の江戸時代窯業−」
会 期:平成30年9月15日(土)から 平成30年10月14日(日)まで
会 場:愛知県陶磁美術館 本館1階ギャラリー(瀬戸市南山口町234番地)
入館料:無 料
主 催:公益財団法人瀬戸市文化振興財団
共 催:愛知県陶磁美術館
開催趣旨:公益財団法人瀬戸市文化振興財団は、その前身である(財)瀬戸市埋蔵文化財センターが設立された平成4年から、瀬戸窯を中心とした陶磁器の生産と流通について考古学的な調査・研究と普及啓発活動を進めてまいりました。具体的には、「中世瀬戸焼の生産と流通」、「瀬戸大窯とその時代」、「江戸時代のやきもの—生産と流通—」、「瀬戸・美濃窯の近代—生産と流通—」という総合テーマを掲げ、各々5か年計画のもと企画展・歴史講演会・シンポジウムを開催いたしました。また、平成24年度からは、近年発掘調査が行なわれた遺跡の知見を加味し、なおかつ前回とは異なる切り口で各時代の様相を読み解くことを目指して新たな3か年計画を立ち上げました。中世については、我国唯一の施釉陶器である古瀬戸製品に主眼を置き、生産の成立・隆盛・拡散に焦点を合わせた展示を行うことによって、約300年の間に大きく様変わりした生産内容や移動を繰り返す生産者の姿を概観いたしました。また戦国・織豊期は、新たに成立した地上式の大窯による生産体制に焦点を当て、大規模な工房跡遺構から生産者集団の存在形態の一端を明らかにするとともに、蓄積された窯跡出土遺物のデータから生産器種(天目茶碗・小皿・擂鉢)の組成にみられる特色・変遷を浮き彫りにいたしました。そして昨年度は、「古瀬戸」と「大窯」の総括として、両者の編年(年代決定)の基準となった資料を展示することによって、当該期における生産の変遷と画期を明示するとともに、生産地編年の確立に至る経緯を概観いたしました。
 さて本年度からは、江戸時代の瀬戸窯について考える新たな3か年計画がスタートします。織豊期に多くの陶工が美濃窯へ移住し生産が途絶えてしまった瀬戸窯は、江戸初期に尾張藩が陶工達を召還することによって復興し、その後の発展の礎が築かれたとされています。今回の展示では、その復興の歩みを考古資料から検証することを主題とし、当該期における流通状況についても新たな遺跡出土資料に基づいて概観していきます。

★歴史講演会
演 題:「巨大都市・江戸の誕生と瀬戸美濃」
講 師:長佐古 真也氏((公財)東京都スポーツ文化事業団 東京都埋蔵文化財センター)
日 時:平成30年9月23日(日)午後 1時30分から3時00分
会 場 :愛知県陶磁美術館 講堂ホール
★展示説明会
日 時:1回目:平成30年9月23日(日)午前10時30分から
    2回目:平成30年10月6日(土)午後1時30分から
会 場:愛知県陶磁美術館 本館1階ギャラリー

http://seto-cul.jp/

1


〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
▽ 考古学フォーラム情報BOXに掲載する、東海地方(三重・岐阜・愛知・静岡)の考古学に関する情報を募集しております。展示会・講演会・研究会・出版物・発掘調査・現地説明会の情報など、
NQC10551@nifty.com 宮腰までお送り下さい。
ホームページアドレス  http://a-forum.air-nifty.com/blog/
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月17日 (月)

考古学フォーラム情報BOX722

◆ 展示会・講演会・研究会========
● 三河考古学談話会 西三河例会
日 時:平成30年9月20日(木)午後7時〜
場 所:安祥公民館(安城市歴史博物館・埋蔵文化財センター隣)
発表者:楠 美代子(東浦町教育委員会)
題 名: 天白遺跡の発掘調査
 
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
● 静岡市立登呂博物館:
企画展「平成×登呂」
 昭和18年に発見された登呂遺跡は、戦中、そして戦後復興期の調査、その後の整備を経て、日本を代表する遺跡となりました。一連の出来事は「昭和史」の一つとして欠かせないものとなっています。
 平成になって、遺跡の再調査・再整備、登呂博物館のリニューアル、出土品の重要文化財指定など、様々な出来事がありました。再調査を行って、水田の区画は小さいものであったことや、火起こしの道具だと思われていたものが実は違っていたことなど、新しくわかったこと、これまでと認識が変わったこともありました。
 再整備で遺跡の景観も大きく変わり、今現在も歩みを続ける登呂の「平成史」を振り返ります。
会 期:平成30年9月29日(土)−平成30年12月16日(日)
会 場:静岡市立登呂博物館 2階 特別・企画展示室
★日本考古学協会共催 公開講演会
テーマ:子どもたちと語る考古学と未来
 日 時:平成30年11月3日(土) 10時〜15時(9時30分開場)
 会 場:静岡市立登呂博物館 1階 登呂交流ホール
 料 金 : 無料
 定 員:60 名 ( 要予約・先着順 )
     10/2(火) 9:00 より登呂博物館(Tel.054-285-0476/Fax.054-287-1466)にて受付開始
 主 催:静岡市・一般社団法人日本考古学協会
 【プログラム】
 1部 記念講演会「考古学には夢がある」
   1 「最新技術が拓く考古学の未来 -3D計測を中心に -」
      野口淳 ( NPO 法人南アジア文化遺産センター )
   2 「100年後の登呂遺跡 - 遺跡の活用の未来形 -」
      禰宣田佳男 ( 文化庁 )
 2部 討論会「高校生と語る登呂遺跡の未来」
   1 「私たちの弥生人体験記 - とろむら生活 -」
       高校生による発表・ビデオ上映
   2 意見交換会「高校生と語る登呂遺跡の未来」
       高校生代表×佐古和枝 (関西外国語大学)×篠原和大 (静岡大学)

http://www.shizuoka-toromuseum.jp

1

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
● 土岐市美濃陶磁歴史館:
「瀬戸物として売られた美濃焼—江戸時代の焼物生産と販売—」
期 間:平成30年9月15日(土)〜11月25日(日)
★講演会1
「民に寄り添う器作り—消費地から見た近世〜近代美濃焼の歩み—」
講 師:長佐古真也氏(東京都埋蔵文化財センター)
日 程:平成30年10月14日(日)
時 間:午後1時30分〜3時
会 場:土岐市文化プラザ 視聴覚室(土岐市役所隣)
参加料:無料 ※事前申し込み不要
★講演会2
「維新を迎える美濃焼物取締と西浦圓治」
講 師:岩井美和氏(多治見市文化財保護センター)
日 程:平成30年11月17日(土)
時 間:午後1時〜3時
会 場:土岐市文化プラザ 視聴覚室(土岐市役所隣)
参加料:無料 ※事前申し込み不要

http://www.toki-bunka.or.jp/?page_id=14

Photo

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
▽ 考古学フォーラム情報BOXに掲載する、東海地方(三重・岐阜・愛知・静岡)の考古学に関する情報を募集しております。展示会・講演会・研究会・出版物・発掘調査・現地説明会の情報など、
NQC10551@nifty.com 宮腰までお送り下さい。
ホームページアドレス  http://a-forum.air-nifty.com/blog/
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月 9日 (日)

考古学フォーラム情報BOX721

◆ 展示会・講演会・研究会========
● 三河考古学談話会 東三河例会
日 時:9月12日(水)19:00〜
会 場:田原市吉胡貝塚資料館
内 容:
 「渥美半島の発掘調査史とその意義」(田原市教育委員会 増山さん)
 「伊川津貝塚・保美貝塚研究最新研究の動向」(田原市教育委員会 増山さん)
 伊川津貝塚人のDNA解析、保美貝塚人の形質と舟漕ぎの関係は最近報道され、一部で話題になっているところです。
 渥美半島縄文人の最新の研究の概要と、今後の課題について解説します。
 特に保美貝塚人の屈強な形質が東西の交流を担った渡海の舟漕ぎによるもの、という人類学からの仮説(海部陽介ほか2018縄文時代人の上腕骨はなぜ太いのか 人類学雑誌)に考古学からの議論を深めたいと思います。
 
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
●愛知県教育委員会:
「朝日遺跡考古学講座」
 全国最大規模の弥生集落「朝日遺跡」。そこには、現代へと続く人々の営みがありました。
 朝日遺跡考古学講座は、弥生時代と朝日遺跡の最新の研究成果を学ぶとともに、弥生時代の知識や技術を体験・体感することで、歴史・遺跡への理解を深める新しい試みです。
 いっしょに弥生時代の「知」を探究してみませんか。
★講 座1:「朝日遺跡と弥生時代研究最前線」
 朝日遺跡の最新の研究成果を学ぶとともに、史跡貝殻山貝塚、朝日遺跡の現地をめぐります。
講 義「朝日遺跡と弥生時代研究最前線」
 10月13日(土)午前10時〜正午
 キリンビール名古屋工場・ゲストホール
 石黒立人(県埋蔵文化財センター専門委員)、宮腰健司(県埋蔵文化財センター副センター長)
実 習「貝塚資料館と朝日遺跡見学ツアー」
 ※小雨決行、徒歩で朝日遺跡をめぐります(1時間程度)。
 10月14日(日)午前10時〜正午
 県清洲貝殻山貝塚資料館他
 宮腰健司(県埋蔵文化財センター副センター長)、原田幹(県教育委員会文化財保護室主査)
 定 員:30人
申込期限9月14日(金)必着
★講 座2:「朝日遺跡と弥生時代の木材利用」
 弥生時代の木材利用と木工技術について学び、復元した弥生時代の斧を用いて木の加工に挑戦します。
講 義「朝日遺跡と弥生時代の木材利用」
 11月3日(土)午後1時〜4時
 清洲市民センター・302視聴覚室
 村上由美子(京都大学総合博物館准教授)、樋上昇(県埋蔵文化財センター調査研究専門員)
実 習「石斧・鉄斧による木材伐採・加工体験」
 ※小雨決行
 1月4日(日)午後1時〜4時
 県清洲貝殻山貝塚資料館
 樋上昇(県埋蔵文化財センター調査研究専門員)、原田幹(県教育委員会文化財保護室主査)
 定 員30人
申込期限10月12日(金)必着
★講 座3:「大人のための土器づくり入門」
 弥生土器はどのように作られ用いられたのか、土器を製作し当時の技術を復元して焼成します。
講 義「大人のための土器づくり入門」
 12月15日(土)午後1時〜4時
 清洲市民センター・302視聴覚室
 小林正史(北陸学院大学教授)、永井宏幸(県埋蔵文化財センター調査研究専門員)
実 習「土器を作る」
 12月16日(日)午後1時〜4時
 清洲市民センター・201集会室
 岡安雅彦(安城市青少年の家所長)、原田幹(県教育委員会文化財保護室主査)
実 習「土器を焼く」
 ※小雨決行
 1月26日(土)午前10時〜午後4時
 県清洲貝殻山貝塚資料館
 永井宏幸(県埋蔵文化財センター調査研究専門員)、原田幹(県教育委員会文化財保護室主査)
 定 員30人
申込期限11月16日(金)必着

申込み方法:
メールまたは往復はがき。
詳細は下記ホームページ、チラシをご覧ください。
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/syogaigakushu-bunkazai/asahikouza2018.html

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
▽ 考古学フォーラム情報BOXに掲載する、東海地方(三重・岐阜・愛知・静岡)の考古学に関する情報を募集しております。展示会・講演会・研究会・出版物・発掘調査・現地説明会の情報など、
NQC10551@nifty.com 宮腰までお送り下さい。
ホームページアドレス  http://a-forum.air-nifty.com/blog/
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月 2日 (日)

考古学フォーラム情報BOX720

◆ 展示会・講演会・研究会========
● 第71回名古屋東アジア史研究会
日 時:2018年9月10日(月)18時30分より
場 所:南山大学第一研究棟4階 エレベーターホール右奥の会議室
発表者:板坂 寛
内 容:「三河に伝播した横穴式石室と三河型石室の成立について」
 前回に続き、横穴式石室の伝播・成立について考えてみたいと思います。今回は三河型石室についてです。
※ なお、当日資料代金として、200円をお願いします。
※ 本研究会についてのお問い合わせは下記まで。南山大学へはお問い合わせにならないようお願いします。
問い合わせ先:
 名古屋市昭和区楽園町93
  名古屋市立川名中学校 木村光一 052-832-2230
 
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
● 静岡県考古学会西部例会:
「見学会 郷ヶ平6号墳出土埴輪と須恵器系埴輪」
 企画展「グレーな埴輪たち」のオープニングイベント、ギャラリートークに合わせ展示品を観察するほか、近年、浜松市で調査が進んでいる光明山古墳(全長82m)出土埴輪も特別にご用意いたします。(光明山古墳出土埴輪の多くは通常非公開)
日 時:9月8日(土) 午前10時15分から
内 容:
 郷ヶ平6号墳、下原窯、味美二子山古墳、小幡長塚古墳、安久路窯、衛門坂窯 などの展示資料の見学
 衛門坂窯の資料紹介を中心としたギャラリートーク
    担 当:北嶋未貴さん(袋井市教育委員会)
 2018年4月に調査した光明山古墳出土埴輪の特別観覧(光明山の資料の多くは展示には出していません。この日のみ見学可能です。)
会 場:浜松市地域遺産センター(浜松市北区引佐町井伊谷616-5)
     電話053−542−3600
余 談:オープニングイベントとして
     マスコットキャラの揃い踏みがあります。
      名古屋市歴史の里 しだみこちゃん
      磐田市      しっぺい
      浜松市      出世大名家康くん

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
● 浜松市地域遺産センター:
企画展「グレーな埴輪たち」
日 程:平成30年9月8日(土曜日)〜11月4日(日曜日)
会 場:浜松市地域遺産センター
休館日 毎週月曜日(祝日の場合火曜日)
観覧料 無料
★シンポジウム「グレーな埴輪とその仲間たち」
内 容:郷ヶ平6号墳の発掘調査成果報告、基調講演、討論会、討論会後ギャラリートークを実施
基調講演:
 穂積裕昌さん(三重県埋蔵文化財センター)「東海の埴輪と埴輪をみる視点」
 日高慎さん(東京学芸大学)「形象埴輪の意味を探る -埴輪は誰のために置いたのか-」
 日 時:9月29日(土曜日) 午後1時〜午後5時
 場 所:引佐協働センター2階 会議室
 定 員:100名(要申込 申込多数の場合抽選)
 申込方法:往復はがきにて地域遺産センター(431-2295 浜松市北区引佐町井伊谷616-5)へ申込 【9月19日(水曜日)必着】
 費 用:無料

https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/bunkazai/kouza/text/tokugawaieyasu400nen.html#haniwa

Photo

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
▽ 考古学フォーラム情報BOXに掲載する、東海地方(三重・岐阜・愛知・静岡)の考古学に関する情報を募集しております。展示会・講演会・研究会・出版物・発掘調査・現地説明会の情報など、
NQC10551@nifty.com 宮腰までお送り下さい。
ホームページアドレス  http://a-forum.air-nifty.com/blog/
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2018年8月 | トップページ | 2018年10月 »