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2016年1月24日 (日)

考古学フォーラム情報BOX602

▼ 発掘調査========
● 東海市:
畑間遺跡発掘調査現地説明会:
 東海市では、名鉄太田川駅周辺の中心街整備事業にともなう発掘調査を毎年実施しています。
 今年度も弥生時代から古墳時代を中心とする、様々な遺構、遺物が出土しました。
このたび今年度の発掘調査成果を公開する現地説明会を1月30日(土)に開催します。
寒い時期ではありますが、皆様のお越しをお待ちしております。
と き:平成28年1月30日(土) 午後1時30分〜
ところ:畑間遺跡発掘調査現場(東海市大田町的場地内)
見どころ:隣接地点南側の調査区(7地点)からは竪穴住居(弥生中期)、方形周溝墓(古墳初頭)などの遺構にともない多くの遺物が出土。ただし、7地点は既に埋め戻し済みで、公開するのは遺構検出中の調査地点です。
アクセス:名鉄太田川駅から徒歩5分(案内人が立っています) 自動車での来場の際は公共駐車場を御利用ください。説明会場には駐車場はございません。

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◆ 展示会・講演会・研究会========
● 静岡市立登呂博物館:
企画展「登呂の食事情 -米だけじゃない 弥生の食べもの-」
会 期:平成28年1月16日(土)〜5月29日(日)
 弥生時代と言えば、水田稲作が始まり、お米を食べ始めた時代です。しかし登呂ムラで食べられていたのは、米だけではありません。今回の展示では、遺跡から出土した種子や骨等から、2000年前の弥生時代の食事情に迫ります。
 2000年前の食事情について、現代との違いや共通点を感じてみませんか。
★講演会
「登呂の食について」-もっと知りたい 弥生の食-
日 時:2月27日(土) 13:30〜16:00
講 師:
日下宗一郎(ふじのくに地球環境史ミュージアム主任研究員)
「古人骨の分析から分かる弥生人の食べ物」
中山誠二(山梨県教育庁学術文化財課文化財指導監)
「植物からみた縄文食と弥生食」
場 所:登呂博物館1階 交流ホール
定 員:60名
費 用:100円(観覧料別)
申 込:2/1から 054-285-0476
http://www.shizuoka-toromuseum.jp/

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● 静岡県考古学会2015年度シンポジウム:
「土を盛る〜古墳から命山までの土木技術を考える〜」
趣 旨:
 人々は、さまざまな目的によって土を盛り上げ、祭祀施設や墳墓、防御施設、防災施設をつくってきた。古墳時代では、土を巧みに積み上げて大小さまざまな古墳を築造した。東北から九州の範囲に約15万の古墳があり、最大規模の大阪府大仙古墳では、その築造にのべ680万人を要するとも言われている。奈良・平安時代では、寺院官衙を築くための整地、基壇造成のほか、土塀を丁寧な盛土で構築している。中世以降では、城壁や居館の塀など防御を主体とする土の盛り上げが行なわれている。近世では、命山や堤防など多くの盛土で構築された防災施設が残されており、その着想と開発行為は現代にまで及ぶ。
 今年度のシンポジウムでは、これら各時代の土を盛り上げた遺構について、静岡県内の事例を分析し、その技術を明らかにした上で比較検討し、土木技術の連続性や新技術の導入などの画期が存在するのかを明らかにする。また、複数の土砂を丁寧に互層に盛り上げて造る遺構と、単一に近い土砂を積み上げた遺構が存在することは、目的に応じた土木技術の使い分けがあった可能性が想定され、遺構の性格によってこうした技術の使い分けが行なわれているのかを明らかにする。さらに古墳、寺院、城をはじめとする造成は、大規模は集団と経済的支出を必要とするなど非常に強い政治性を帯びた活動であったことが想定できることから、その集団編成についても視野にいれた分析をしたい。
日 時:2016年3月13日(日曜日) 9時30分 〜 16時30分
日 程:
 9:15 受付開始
 9:30 開会
 9:35 あいさつ
 9:40 趣旨説明 大谷宏治氏
 9:50〜10:30 報告 静岡県内の事例検討(古墳時代) 田村隆太郎氏
 10:30〜10:40 休憩
 10:40〜11:20 静岡県内の事例検討(奈良・平安時代)丸杉俊一郎氏
 11:20〜12:00 静岡県内の事例検討(中世) 永田悠記氏
 12:00〜13:00 昼食
 13:00〜14:00 講演 「古代日韓の補強土工法」 小山田宏一氏(大阪府立狭山池博物館)
 14:00〜14:10 休憩
 14:10〜14:50 静岡県内の事例報告(近世)白澤 崇氏
 14:50〜15:00 休憩・準備
 15:00〜16:20 シンポジウム 「静岡の土を盛る技術を考える」
 16:20 総評・閉会あいさつ
 16:30〜17:00 かたづけ
 17:00 解散
場 所:浜松市地域情報センター(浜松市中区中央1丁目12-7)↓
  http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/maps/c-joho.html
その他:一般参加自由・入場無料(ただし、資料集代が必要です)
    近くに駐車場がありますが、有料です。

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2016年1月17日 (日)

考古学フォーラム情報BOX601

◆ 展示会・講演会・研究会========
● 三河考古学談話会西三河定例会
日 時:1月21日(木) 午後7時から
会 場:安祥公民館(安城市歴史博物館隣接)
内 容:「三河における古墳時代の地域交流」
発表者:西島庸介(安城市教育委員会)

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● 鈴鹿市考古博物館:
特別展「鹿-「鹿と古代人」その後-」
期 日:平成28年1月23日(土)〜3月6日(日)
 鹿は原始・古代の人々にとって,肉は貴重なタンパク源として,骨や皮は道具の素材として重要なものであり,また,身近な動物であったため,弥生土器や銅 鐸の絵画や埴輪などの造形に表されています。そして,春日大社や厳島神社の神鹿のように神聖な動物としても扱われるなど,人々とのかかわりは深く,長い年 月にわたります。 鈴鹿市考古博物館は平成10年10月に開館し,記念特別展として鈴鹿の地名の由来で市のマスコットにもなっている「鹿」をテーマに展示 を行いました。
 今回,開館から15年以上が経過したことから,再び「鹿」をテーマにすることとなりました。新たに発掘された資料を中心に,前回展示できなかった資料を加え,古代人の「鹿」と人のかかわりについて紹介します。
関連講演会・連続講座
「シカとヒト」を開催します。
 第1回 「遺跡出土の骨角器から考える」
  講 師:川添 和暁氏(愛知県埋蔵文化財センター)
  日 時:平成28年1月31日(日) 午後2時から
 第2回 「遺跡出土の絵画から考える」
  講 師:橋本 裕行氏(奈良県立橿原考古学研究所附属博物館)
  日 時:平成28年2月14日(日) 午後2時から
 第3回 「文字資料から考える」
  講 師:馬場 基氏(奈良文化財研究所)
  日 時:平成28年3月6日(日) 午後2時から
 会場:博物館講堂 聴講無料 
 全3回を受講の方には博物館オリジナルグッズ進呈

・寺院官衙シリーズ講演会を開催します。
 演 題「伊勢国の古代官衙と北伊勢」
  講 師:岡田 登氏(皇學館大学国史学科教授)
  日 時:平成28年1月24日(日) 午後2時から
  会 場:博物館講堂 聴講無料
http://www.edu.city.suzuka.mie.jp/museum/

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2016年1月11日 (月)

考古学フォーラム情報BOX600

◆ 展示会・講演会・研究会========
● 本巣市教育委員会:
「船来山24号墳出土品帰還展」
 48年前に出土した船来山24号墳出土品の一部が、東京国立博物館から帰ってきます。昭和42年(1967年)に、市民によって船来山古墳群の中で発見され、守られた宝物です。
期 間:1月16日(土)から31日(日) 9時から16時まで 月曜休館
特別無料開館日:期間中の土日(16日、17日、23日、24日、30日、31日)
入館料:平日大人300円、高校生以下100円
会 場:古墳と柿の館
http://www.city.motosu.lg.jp/life/kyouiku/culture/kohun/

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● 高浜市やきものの里かわら美術館:
開館20周年記念特別展「安土・桃山の城郭革命—信長・秀吉・家康と金箔瓦—」
 かわら美術館は、平成7年10月7日の開館から、平成27年度で開館20周年を迎えました。これを記念して、かわら文化の大きな発展期となった安土・桃山時代の城をテーマとした展覧会を開催いたします。 本展では、この安土・桃山という時代を、その後の瓦発展の基盤ともなった「城」をキーワードに、金箔瓦、そしてやきものや絵画などの美術工芸品や諸資料などを通じて、ご紹介してまいります。
会 期:平成28年1月23日(土)〜3月6日(日)

★関連イベント:
・連続講演会「信長・秀吉・家康の城と金箔瓦」(1) 「発掘調査と宣教師の記録からみた岐阜城・織田信長公居館跡」
 近年の発掘調査により明らかになってきた国史跡岐阜城。宣教師ルイス・フロイスの記録の検討を交えつつ、その姿に迫ります。
日 時:1月24日(日)午後2時〜
講 師:高橋方紀氏(岐阜市教育委員会)
場 所:3階講会議室
参加費:無料
募集人数:80名(先着順)
申 込:12月24日(木)午前9時より、電話にて受付します。
・連続講演会「信長・秀吉・家康の城と金箔瓦」(2) 「天下人の城、聚楽第・伏見城と城下の金箔瓦」
 出土する金箔瓦などから聚楽第・伏見城と城下町の姿を復元し、秀吉政権の首都、京都の成立過程を探ります。
日 時:2月20日(土)午後2時〜
講 師:森島康雄氏(京都府立丹後郷土資料館)
場 所:3階講会議室
参加費:無料
募集人数:80名(先着順)
申 込:12月24日(木)午前9時より、電話にて受付します
・連続講演会「信長・秀吉・家康の城と金箔瓦」(3) 「天下統一の城、江戸城と城下の金箔瓦」
 天下統一後、家康の時代になると金箔瓦の使用は少なくなりますが、近年江戸城下でも少なからず使われていたことがわかってきました。これまであまり注目されてこなかった、徳川の時代の金箔瓦について検討します。
日 時:2月27日(土)午後2時〜
講 師:金子 智(当館学芸員)
場 所:3階講会議室
参加費:無料
募集人数:80名(先着順)
申 込:12月24日(木)午前9時より、電話にて受付します。
http://www.takahama-kawara-museum.com/index.html

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2016年1月 4日 (月)

考古学フォーラム情報BOX599

▼ 発掘調査========
● 浜松市文化財課:
「大屋敷古窯跡群・北新屋B古墳群」発掘調査現地説明会
 浜松市では、浜北区宮口において国道362号バイパス整備に先立つ発掘調査を2015年11月から実施しています。
 今回の調査では、平安時代(約1,000年前)に灰釉陶器(かいゆうとうき)を焼いた窯(かま)の跡や、古墳時代(約1,400年前)に築かれた古墳の石室が発見されるなど、大きな成果が得られています。
 つきましては、市民の皆様に発掘調査の成果をお伝えするため、現地説明会を開催します。
 また、周辺の文化財等もめぐるウオークも開催していますので、そちらにもぜひご参加ください。
日 時:2016年1月10日(日) 1.午前10時〜  2.午後1時30分〜
会 場:大屋敷古窯跡群等発掘調査現場(浜松市浜北区宮口)
    ※集合場所:明神池運動公園(浜北球場)浜松市浜北区宮口391−5
    ※ウオーク希望者は9:30庚申寺集合内容発掘調査現場と出土品の見学
申 込:不要。直接会場にお越しください
問合せ:浜松市埋蔵文化財調査事務所 電話(053)542−3660
備 考:・なるべく公共交通機関をご利用ください。
    ・雨天中止。
    ・歩きやすい服装でおこしください。
    ・午後の部終了後、過去に調査された宮口窯(吉名・大屋敷)の資料の見学と説明を現地プレハブにて行います。

★ 同時開催:
「遠州山辺の道ウオーク〜初庚申の宮口をめぐる〜」
時 間:9:30〜12:00
集 合:9:30までに庚申寺(浜松市浜北区宮口635)へ(周辺に若干のP有)
内 容:現地説明会の見学に加え、地元ガイドが周辺の文化財等を案内します。庚申寺の初庚申大祭も見学します。
費 用:500円(軽食券付)
問合せ:浜北区まちづくり推進課 電話(053)586−6201
運 営:遠州山辺の道の会
協 力:庚申寺・宮口まちおこしの会

Photo

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◆ 展示会・講演会・研究会========
● 第56回名古屋東アジア史研究会
日 時:2016年1月18日(月)18時30分より
場 所:南山大学第一研究棟4階 エレベーターホール右奥の会議室
発表者:東山勝也
内 容:「古代日韓における鉄の対比(その2)—倭地での製鉄を考える—」
 前回議論となった系譜論を含め、彼我における性格の相違について、考えてみます。
※ なお、当日資料代金として、200円をお願いします。
※ 本研究会についてのお問い合わせは下記まで。南山大学へはお問い合わせにならないようお願いします。
問い合わせ先:
 名古屋市昭和区楽園町93
  名古屋市立川名中学校 木村光一 052-832-2230

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● 多治見市美濃焼ミュージアム:
企画展 「天国へのやきもの −美濃の蔵骨器と、骨壺のいま−」
 火葬骨を収める器である骨壺。今では素材も形も多様ですが、骨壺専用の陶磁器が一般的に生産・普及するようになったのは近代以降で、かつては中国・朝鮮や 日本国内で生産された高級な壺類を蔵骨器として転用していました。本展では、火葬の歴史と蔵骨器として使われた美濃国産陶器に加え、現代作家が生み出す骨 壺を紹介します。(約40点)
期 間:平成27年12月18日(金)〜平成28年4月10日(日)
http://www.tajimi-bunka.or.jp/minoyaki_museum/

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