考古学フォーラム情報BOX552
▼ 発掘調査========
● 豊橋市文化財センター:
「若宮・境松遺跡 現地説明会」
豊橋市の若宮・境松遺跡は、弥生時代後期から古墳時代前期を主体とする環壕集落跡です。今回、深さ2m以上の集落内を区画する「壕」が、長さ60m以上にわたって検出されました。環壕集落の内部を区画する壕は東海地方では例が少なく、朝日遺跡に続き2例目となります。また、壕には古墳時代前期初頭から前葉にかけて多量の土器が廃棄されており、近畿系や北陸系などの外来系土器が多く出土しています。三河湾に臨む段丘上に立地し、環壕の一部は段丘崖下の波打ち際近くをめぐるなど、弥生時代後期の港を控えた拠点集落と考えられてきた同遺跡ですが、古墳時代前期においても物流の要地であることが明らかになりました。
日 時:平成27年1月10日(土)10:30からと14:00から
※1日2回開催、小雨決行
集合場所:牟呂坂津発掘調査駐車場(豊橋市牟呂町字境松地内 坂津寺東隣)
問合せ:豊橋市文化財センター 0532-56-6060(平日のみ)
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◆ 展示会・講演会・研究会========
● 三河考古学談話会東三河1月例会
期 日:平成27年度1月8日(木) 19:30〜
会 場:豊川市発掘調査事務所
内 容:
1. 事例報告発表
題 名:「若宮遺跡の発掘調査」
発表者:小山 美紀(豊橋市教育委員会)
牟呂坂津地区の若宮遺跡で2・3次調査に続いて4次調査でも弥生時代中期の環濠が確認されています。集落内を横断する区画的な内環濠にあたり、これまでに調査でも最長とも言える範囲をまとまって調査しています。
2. 研究発表
題 名:「田原市宮西遺跡の石鏃について」
発表者:久保 友香理(豊橋市教育委員会)
※今回は定例通り、豊川市発掘調査事務所が会場となりますので、お間違いのないようお願いします
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● 第50回名古屋東アジア史研究会
日 時:2015年1月19日(月)18時30分より
場 所:南山大学第一研究棟4階 エレベーターホール右奥の会議室
発表者:伊藤秋男先生
内 容:「松本勝広氏所蔵の漢彩画鏡について」
中国でも稀な鏡の紹介と、考察について、先生のお話をうかがいます。
※ なお、当日資料代金として、200円をお願いします。
※ 本研究会についてのお問い合わせは下記まで。南山大学へはお問い合わせにならないようお願いします。
問い合わせ先:
名古屋市緑区平手北二丁目901
名古屋市立鳴海東部小学校 木村光一 052-876-0320
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