考古学フォーラム情報BOX551
◆ 展示会・講演会・研究会========
● 浜松市博物館:
ものづくり展「平安時代の陶芸と技」
浜松市浜北区宮口は、平安時代において焼き物を生産した東海でも主要な窯場で、ここで焼かれた陶器は遠江全域に供給され、一部は関東までもたらされました。この窯場は宮口窯と呼ばれ、愛知県猿投窯の影響のもとに9世紀の終り頃には操業を開始したと考えられます。しかし、花蝶文を陰刻するなど素晴らしい陶器類が発見されているものの、今までにはほとんど紹介されることはありませんでした。そこで、博物館では、猿投窯など東海で焼かれた製品とともに、宮口窯から発見された魅力ある陶器を一堂に紹介する展示会を開催します。
会 期:平成26年12月20日(土)〜平成27年3月1日(日)
午前9時〜午後5時
休館日:12月29日(月)〜1月3日(土)・1月13日(火)・19日(月)・26日(月)
★ 関連イベント
・宮口窯ウォーキング
日時 平成27年1月11日(日)午前10時から正午まで
集合 庚申寺境内へ集合(浜北区宮口635)
宮口窯や周辺の文化財を見学します。
・第3回東海土器研究会シンポジウム
「灰釉陶器生産における地方窯の成立と展開」
日 時:平成27年1月25日(日)
会 場:浜松市地域情報センター(浜松市中区中央一丁目12−7)
JR浜松駅から北へ徒歩10分
※24日(土)午後、浜松市博物館にてシンポ前日イベントを開催
今回のシンポジウムは、浜松市博物館のテーマ展「平安時代の陶芸と技—浜松の灰釉陶器−」にあわせて、「灰釉陶器生産における地方窯の成立」に焦点をあてて開催します。地方窯として、特に遠江(宮口・清ヶ谷)、駿河(旗指・助宗)の諸窯をとりあげ、同じ地方窯としての二川窯や中核窯としての猿投窯との比較によって、静岡県を中心とする東海地方東部での灰釉陶器生産の盛衰と、地域性の解明を試みます。また、消費地での出土状況を通して、地方窯成立の背景とその製品の流通についても考えてみます。
次 第:
○シンポ前日イベント
1月24日(土)会場:浜松市博物館特別展示室・体験学習室
13:30〜 テーマ展ギャラリートーク:久野正博(浜松市博物館)
14:30〜 宮口古窯ほか灰釉陶器・山茶碗の実見会 於:体験学習室(久野・鈴木)
入館料300円が必要
○1月25日(日)シンポジウム 会場:浜松市地域情報センター(案内は上記)
9:30〜受付
10:00〜10:10 開催趣旨:鈴木敏則(浜松市博物館)
10:10〜10:55 旗指・助宗窯の編年と地域性:河合修(静岡県教育委員会)
10:55〜11:40 宮口・清ヶ谷窯の編年と地域性:鈴木敏則(浜松市博物館)
11:40〜12:40 昼食
12:40〜13:25 灰釉陶器生産技術の拡散とその意義〜二川窯から見た駿遠地域の窯〜
:贄元洋(豊橋市文化財センター)
13:25〜14:10 灰釉陶器生産地域の拡大〜猿投窯からみた駿遠地域の窯〜
:尾野善裕(奈良文化財研究所)
14:10〜14:20 休憩
14:20〜15:05 関東への灰釉陶器の流入状況と在地土器:田尾誠敏(東海大学)
15:05〜15:15 休憩(シンポ設営)
15:15〜16:30 シンポジウム「地域窯の成立と展開・地域性・流通」
入場料不要・資料集は有料
浜松市博物館 432-8018 静岡県浜松市中区蜆塚四丁目22−1
電話053-456-2208 ファックス053-456-2275
ホームページ http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp./hamahaku/
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