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2014年12月29日 (月)

考古学フォーラム情報BOX551

◆ 展示会・講演会・研究会========
● 浜松市博物館:
ものづくり展「平安時代の陶芸と技」
 浜松市浜北区宮口は、平安時代において焼き物を生産した東海でも主要な窯場で、ここで焼かれた陶器は遠江全域に供給され、一部は関東までもたらされました。この窯場は宮口窯と呼ばれ、愛知県猿投窯の影響のもとに9世紀の終り頃には操業を開始したと考えられます。しかし、花蝶文を陰刻するなど素晴らしい陶器類が発見されているものの、今までにはほとんど紹介されることはありませんでした。そこで、博物館では、猿投窯など東海で焼かれた製品とともに、宮口窯から発見された魅力ある陶器を一堂に紹介する展示会を開催します。
会 期:平成26年12月20日(土)〜平成27年3月1日(日)
    午前9時〜午後5時
休館日:12月29日(月)〜1月3日(土)・1月13日(火)・19日(月)・26日(月)
★ 関連イベント
・宮口窯ウォーキング
 日時 平成27年1月11日(日)午前10時から正午まで
 集合 庚申寺境内へ集合(浜北区宮口635)
 宮口窯や周辺の文化財を見学します。

・第3回東海土器研究会シンポジウム
 「灰釉陶器生産における地方窯の成立と展開」
日 時:平成27年1月25日(日)
会 場:浜松市地域情報センター(浜松市中区中央一丁目12−7)
    JR浜松駅から北へ徒歩10分
 ※24日(土)午後、浜松市博物館にてシンポ前日イベントを開催

 今回のシンポジウムは、浜松市博物館のテーマ展「平安時代の陶芸と技—浜松の灰釉陶器−」にあわせて、「灰釉陶器生産における地方窯の成立」に焦点をあてて開催します。地方窯として、特に遠江(宮口・清ヶ谷)、駿河(旗指・助宗)の諸窯をとりあげ、同じ地方窯としての二川窯や中核窯としての猿投窯との比較によって、静岡県を中心とする東海地方東部での灰釉陶器生産の盛衰と、地域性の解明を試みます。また、消費地での出土状況を通して、地方窯成立の背景とその製品の流通についても考えてみます。
次 第:
○シンポ前日イベント
  1月24日(土)会場:浜松市博物館特別展示室・体験学習室
   13:30〜 テーマ展ギャラリートーク:久野正博(浜松市博物館)
   14:30〜 宮口古窯ほか灰釉陶器・山茶碗の実見会 於:体験学習室(久野・鈴木) 
   入館料300円が必要
 ○1月25日(日)シンポジウム 会場:浜松市地域情報センター(案内は上記) 
   9:30〜受付
   10:00〜10:10 開催趣旨:鈴木敏則(浜松市博物館)
   10:10〜10:55 旗指・助宗窯の編年と地域性:河合修(静岡県教育委員会)
   10:55〜11:40 宮口・清ヶ谷窯の編年と地域性:鈴木敏則(浜松市博物館)
   11:40〜12:40 昼食
   12:40〜13:25 灰釉陶器生産技術の拡散とその意義〜二川窯から見た駿遠地域の窯〜
           :贄元洋(豊橋市文化財センター)
   13:25〜14:10 灰釉陶器生産地域の拡大〜猿投窯からみた駿遠地域の窯〜
           :尾野善裕(奈良文化財研究所)
   14:10〜14:20 休憩
   14:20〜15:05 関東への灰釉陶器の流入状況と在地土器:田尾誠敏(東海大学)
   15:05〜15:15 休憩(シンポ設営)
   15:15〜16:30 シンポジウム「地域窯の成立と展開・地域性・流通」
   入場料不要・資料集は有料

浜松市博物館 432-8018 静岡県浜松市中区蜆塚四丁目22−1
電話053-456-2208 ファックス053-456-2275
ホームページ http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp./hamahaku/

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▽ 考古学フォーラム情報BOXに掲載する、東海地方(三重・岐阜・愛知・静岡)の考古学に関する情報を募集しております。展示会・講演会・研究会・出版物・発掘調査・現地説明会の情報など、
NQC10551@nifty.com 宮腰までお送り下さい。
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2014年12月23日 (火)

考古学フォーラム情報BOX550

◆ 展示会・講演会・研究会========
● 美濃加茂市民ミュージアム:
「みのかも定住自立圏事業 加茂の遺跡 展」
 1万年をさかのぼる歴史が知られる、加茂という地域については、各時代の遺跡が今も現地に残されています。そこでは長年にわたって発掘などの調査が行われてきたことで、確かにこの地域に暮らしていた、古代の人々の営みを知ることができるようになってきました。また、そのような契機となった遺跡の発見や調 査にあたり、研究者をはじめとする多くの市民が果たした役割も見のがすことはできません。
 本展では、これまでの考古学を中心とした研究の成果と共に、伝えられてきた文化遺産や歴史と地域、関連する市民活動を紹介します。展示を通じ、今後、私たちがこれらとどのように関わり合っていくのか考える機会になれば幸いです。
会 期:2014(平成26)年12月6日(土曜日)〜2015(平成27)年2月1日(日曜日)/45日間
会 場:美濃加茂市民ミュージアム企画展示室
観覧料:無料

http://www.forest.minokamo.gifu.jp/index.cfm

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■ 出版案内========
● 「史跡東之宮古墳」報告書のご案内
 国史跡指定東之宮古墳は、愛知県犬山市にある前方後方墳です。1973年に第1次発掘調査が実施され、その調査内容は当時の日本考古学界を驚かせました。未盗掘の竪穴式石室から、三角縁神獣鏡4面や特異な人物禽獣文鏡4面を含む11面もの鏡、精巧に作られた腕輪形石製品や合子からなる石製品類等の見事な副葬品が、原位置で検出されたのです。1978年には出土品全てが国の重要文化財に指定されました。
 現在、出土品は京都国立博物館の所蔵となっており、一部が当博物館で常設展示されています。
 11月に開催した「史跡東之宮古墳シンポジウム」では、国立歴史民俗博物館名誉教授 白石太一郎氏、京都美術工芸大学教授/高岡市美術館館長 村上隆氏、東之宮古墳の第4次・第5次発掘調査に携わった鈴木康高氏による講演、各分野の専門家によるパネルディスカッションがあり、多方面からの専門的なご意見を伺うことができました。
 当市では、東之宮古墳の調査成果をまとめた「史跡東之宮古墳」報告書を販売しています。この報告書には、今年、村上隆氏の研究で全国的に話題となった三角縁神獣鏡に関する写真等も多数掲載されており、見応えある内容となっております。ぜひ、この機会にお買い求めいただきたく、ご案内をさせていただきます。

「史跡東之宮古墳」報告書の販売について
 価 格:8,500円(税込み)
 販売場所:
  犬山市役所3階 歴史まちづくり課
  青塚古墳史跡公園ガイダンス施設
  犬山市文化史料館(城とまちミュージアム)
 支払方法:
  1. 上記窓口において、現金支払。
  2. 指定金融機関への振込。
    ※指定金融機関への振込をご利用の際は、犬山市教育委員会 歴史まちづくり課へ電話・FAX・メールにてお申込みください。
    ※ご注文の際、郵便番号、住所、氏名、電話番号、希望部数をお知らせください。
    ※報告書の在庫がなくなり次第、販売を終了させていただきます。
問合先:犬山市教育委員会 歴史まちづくり課
     TEL:0568-44-0354   メール:070700@city.inuyama.lg.jp

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2014年12月14日 (日)

考古学フォーラム情報BOX549

◆ 展示会・講演会・研究会========
● 三河考古学談話会西三河定例会
日 時:12月18日(木) 午後7時から
会 場:安祥公民館(安城市歴史博物館隣接)
発表者:小幡早苗(岡崎市教育委員会) 「岡崎城の調査と史跡整備」

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● 第27回名古屋大学年代測定総合研究センターシンポジウム
日 時:2015年1月27日(火)〜 1月28日(水)
会 場:名古屋大学野依記念学術交流館
参加費:無料
特別講演
1月27日(火) 14時
 丸山竜平(元名古屋女子大学教授)「古代の鉄の生産・流通」
1月28日(水) 13時
 鈴木和博(名古屋大学名誉教授)「氷上花崗岩の形成年代4.4億年か 3.5億年か」

http://www.nendai.nagoya-u.ac.jp/ja/sympo/sympo2014/index.html

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● 第12回全国城跡等石垣整備調査研究会
日 時:日時平成27年1月22日(木)13:30〜16:10
    平成27年1月23日(金) 9:15〜15:20
場 所:中区役所ホール(名古屋市中区栄四丁目1番8号)
参加者:22日、23日各150名 (要申込、応募者多数の場合は抽選)※両日希望も可
参加料:参加無料 (無料で当日資料の配布有)
内 容:
 石垣整備に携わる全国の行政担当者や、石垣修理の技術者及び研究者が集まり、各地の様々な事例や課題を紹介しながら、石垣の整備について理解を深めていただく研究会を開催いたします。
 平成27年1月22日(木) 13:30〜16:10
  ・基調講演「記憶する名古屋城」赤羽一郎氏(愛知淑徳大学 講師)
  ・報告1 石垣整備のてびき
 平成27年1月23日(金)  9:15〜15:20
  ・報告2 特別史跡 彦根城跡
  ・報告3 特別史跡 名古屋城跡
  ・報告4 史跡 松本城
  ・報告5 石垣の保存と修理
  ・パネルディスカッション
★参加者の募集
申込期間:平成26年12月1日(月)〜12月22日(月)
申込方法:「氏名」、「ふりがな」、「郵便番号」、「住所」、「電話番号」、「希望日」をご記入の上、下記のいずれかの方法でお申し込みください。
・往復はがき
 460-0031 名古屋市中区本丸1番1号  名古屋城総合事務所「石垣研究会係」
・Eメール  nagoyajo@shiminkeizai.city.nagoya.lg.jp
 件名に「石垣研究会」とご記載ください。
※名古屋市電子申請サービスからもお申込みいただけます。
問合せ:
名古屋城総合事務所  電話052-231-1700
http://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/index.html

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2014年12月 6日 (土)

考古学フォーラム情報BOX548

◆ 展示会・講演会・研究会========
● 名古屋市教育委員会:
国史跡指定記念シンポジウム「国史跡 志段味古墳群を語るーその魅力・価値・活用—」
日 時:12月13日(土)
会 場:名古屋市教育館 講堂(名古屋市中区錦3-16-6)
定 員:180名(先着順)
内 容:
第1部 基調講演 10:45〜11:45
広瀬和雄氏(国立歴史民俗博物館名誉教授)
「前方後円墳の意義と志段味古墳群」
第2部 講演 13:00〜14:40
林正憲氏(文化庁記念物課文化財調査官)
「古墳群の調査の意義と活用」
片山健太郎氏(京都大学大学院・日本学術振興会特別研究員)
「鈴付馬具と志段味大塚古墳の時代」
大橋成一郎氏(凸版印刷株式会社)
「文化財のデジタル化と観光活用の最新事例紹介」
第3部 シンポジウム 14:::50〜15:55
広瀬和雄氏・林正憲氏・片山健太郎氏・大橋成一郎氏・野口哲也氏(愛知県教育委員会)
★ サテライト会場 10:00〜17:00
SMBCパーク栄(名古屋市中区錦3-25-20)
・志段味古墳群出土品の展示コーナー
・岩手県宮古市内遺跡出土品の展示コーナー
・「歴史の里」「史跡整備」などのポスターセッション
・古代モノづくり体験コーナー

・問い合わせ
 名古屋市教育委員会 文化財保護室(教育館分室)
 TEL052−962−7021 FAX052−962−2507

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● 土岐市美濃陶磁歴史館:
「江戸時代における喫茶碗の変遷」
期 間:2014年12月4日(木)〜2015年2月22日(日)
千利休によって大成された茶の湯文化の広がりから、抹茶とは異なる飲み方である「煎じ茶」が広く浸透し、さらには喫茶が大衆化していった江戸時代の茶の飲み方の変化と、それに伴う喫茶碗の変遷を紹介します。
http://www.toki-bunka.or.jp/?page_id=14

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