考古学フォーラム情報BOX476
◆ 展示会・講演会・研究会========
● 第1回「東海学シンポジウム」
20年続いた春日井シンポジウムは、昨秋「市」が主催を降り、新しくNPO法人「東海学センター」が引き継ぐことになりました。センターを支える旧講師陣と企画運営陣は、今秋10月6日(日)に新しく「東海学シンポジウム」を開催致します。テーマは『食』を選び、素晴らしい講師陣を揃えて、記念すべき第1回を 企画しました。
日 時:10月6日(日)/午前9時半〜午後4時半
会 費:4,000円
テーマ:「食の不思議」
参加講師:
桐原健 (元長野県考古学会会長)「縄文人の酒」〜酒のルーツを探る〜
野本寛一(近畿大学名誉教授)「きしめんの基層をさぐる」〜小麦の民俗再考〜
小泉武夫(東京農業大学名誉教授)「東海の豆味噌文化」〜豆味噌は全国区となれるか〜
和田萃(京都教育大学名誉教授)「伊勢神宮の神饌」〜とくにサメと王権〜
原田信男 (国士舘大学21世紀アジア学部教授)「日本料理の成立と展開」〜関西・関東そして東海〜
誌上参加講師:
八賀 晋 「「八賀カブ」など、飛騨のうまいもん」
森 朝男 「日本の穀物起源神話〜縄文栽培から弥生農耕へ〜」
市 大樹 「木簡史料に古代の食を探る」
穂積裕昌 「伊賀の食文化」
大下 武 「ダイコンの王様「尾張ダイコン」」
兼康保明 「高野山の精進料理」
・応募受付開始:8月1日
★申し込み・HP:http://tokaigaku.net/index.html ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
● こどもむけ企画展示「穂の国ってなあに?」
「国造本紀」にあらわれる「穂国」は、現在の東三河地方に比定され、その語感の良さから、地域を特徴づける名前として、近年さまざまなところで利用される名前です。
しかし、真の穂国の姿はまったく分かっていません。
この展覧会では、考古資料をもとに、大胆な推測を交えながら穂の国の実像を紹介するものです。
こども向けの展示ではありますが、三河最大級の古墳・船山1号墳の出土品が一覧できるほか、東三河の渡来系墳墓の出土品を集めるなど、内容は意外に硬派です。
会 期:7月20日~8月31日
午前9時から午後5時
会 場:豊橋市文化財センター(豊橋市松葉町3-1)
TEL0532-56-6060
観覧料:無料
休館日:期間中は、毎週日曜日。
※ただし8月4日は開館します。
おもな展示品:
・「国造本紀」(明治初年刊行)
・「三川穂評穂里穂部佐」木簡写真(7世紀:現品は奈良文化財研究所)
・船山1号墳出土品(5世紀:鉄鏃、円筒埴輪ほか)
・磯辺王塚古墳出土品(7世紀:頭椎大刀、トンボ玉、銀製空玉ほか)
・炭焼平5号墳出土品(7世紀:須恵器、玉類)
・炭焼平21号墳出土 獅嚙環頭小刀(6世紀)
・萬福寺古墳出土品(6世紀:鉄製二累環頭大刀柄頭、鉄鏃)
・相生塚古墳出土品(6世紀:昨年度調査の速報展示)
・向山1号墳出土品(5~6世紀:内弯楕円鏡板付き轡、鉄剣※積石塚古墳)
・舟山4号墳出土品(6世紀:カラスガイ貝殻、須恵器、土師器)
・三河国府出土品(8世紀:「国厨」墨書須恵器、瓦)
・矢作川河床遺跡出土 「郡府」墨書須恵器(8世紀)
・飽海遺跡(推定「渥美郡衙」)出土 緑釉陶器碗(10世紀)
その他:ペーパークラフト「瓜郷遺跡住居」や、出土品の洗浄・接合など各種の体験ができます。
常設展示「とよはしの文化財」もあわせてご観覧いただけます。
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