考古学フォーラム情報BOX443
◆ 展示会・講演会・研究会========
●岐阜県博物館:
発掘速報展「発掘された飛騨・美濃の歴史」
岐阜県文化財保護センターが行った遺跡の調査から、近年の成果を紹介する展覧会を開催します。今回は、長良川の渡船場(芥見の渡し)に隣接した中世の建物跡などが確認された岐阜市芥見町屋遺跡、小川のほとりで古代の土器がまとまって見つかった高山市与島B地点遺跡・与島C地点遺跡などを紹介します。郷土で暮らした先人達の姿がよみがえります。
期 間:11月17日(土)〜平成25年2月3日(日)
http://www.gifu-kenpaku.jp/
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● 長野県考古学会設立50周年記念シンポジウム:
「縄文時代中期文化の繁栄を探る」
長野県を含む中部高地の縄文時代中期は、遺跡の規模や密度、加えて膨大な出土遺物などから、1万年の長きにわたる縄文時代にあっても「最も繁栄した時代」とする見方も多く存在します。また「縄文農耕論」を含め、学史的にも重要な地域です。
本会としましても、1964年にシンポジウム「中期縄文文化の諸問題」を開催し、地方から地域文化を明らかにする方向性を示した点で、学史的にも高く評価されています。そして、長野県考古学会縄文中期部会では50周年記念シンポジウムにむけて、2011年の1月から「中部高地での繁栄」をキーワードに勉強会を重ねてまいりました。各分野の最先端の研究成果を学び、様々な視点から中期文化を見つめ直す土壌が育ちつつあります。
以上を踏まえ、中部高地の縄文中期が本当に繁栄していたのか、またそうであればその理由は何なのか。その文化的背景や社会を支えた生業を、シンポジウムの場にて皆様と考えてみたいと思います。
主 催:長野県考古学会
日 時:平成24年11月17日(土)午前10時〜午後4時40分
18日(日)午前9時〜午後2時50分
会 場:長野県立歴史館(講堂)
387−0007 長野県千曲市屋代260−6 科野の里歴史公園内
長野自動車道更埴I.Cより5分
しなの鉄道屋代駅または屋代高校前駅より徒歩25分
参加申し込み:無 用
問い合わせ先 事務局 藤森英二(aeg@pop11.odn.ne.jp)
※17日夜は懇親会を行います。参加希望者は11月10日までに、
中沢道彦(mynakazawa@aol.com)までご連絡ください(会費5,000円程度)。
・第1日目
(午 前)
主旨説明 中沢道彦
研究発表 対象時期と地域の把握
・長野・山梨両県の土器編年 藤森英二
・地域ごとの特徴と遺跡の推移(北信地域) 綿田弘実
・ 〃 (東信地域) 桜井秀雄
・ 〃 (上伊那地域) 井沢はずき
・ 〃 (下伊那地域) 坂井勇雄
・ 〃 (諏訪地域) 佐々木潤
・ 〃 (中信地域) 熊谷博志
・ 〃 (山梨県内) 今福利恵
(午 後)
研究発表 集落址から見た地域史
・地域における集落の変遷 佐野 隆・大網信良
・黒曜石貯蔵遺構と集落の関係 山科 哲
研究発表 遺物から見た中期文化
・地域間の土器の違い 寺内隆夫
・土器から見たネットワーク 藤森英二
・黒曜石から見る資源開発と流通 宮坂 清
第1日目の総括
・第2日目
(午 前)
研究発表 生業の復元
・打製石器の用途 小松隆史
・石皿・磨石の用途 上條信彦
・多様な生業 内水漁労の可能性 水沢教子
・多様な生業 狩猟活動の推移 塚原秀之
・多様な生業 植物質食料の利用 中沢道彦
第2日目の総括
(午 後)
討 論 コーディネーター 会田 進
コメンテーター 勅使河原彰
詳細はHPのとおりです:http://naganokenkouko.sblo.jp/
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● 第10回土偶研究会 奈良県大会:
「東西日本の後期土偶 —とくに西日本への人形土偶の波及—」
主 催:土偶研究会
協 力:奈良女子大学武藤康弘研究室・先史文化フォーラム
支 援:奈良県ビジターズビューロー
日 程:2013年1月12日(土)〜1月13日(日)
会 場:奈良女子大学 総合研究棟(文学系N棟)101教室
奈良女子大学HP http://www.nara-wu.ac.jp/
参加:無料/発表要旨集(2000円程度)
プログラム
・1月12日(土) 12:45より受付
13:15〜13:25 開会行事(挨拶:武藤康弘、趣旨説明:伊藤正人、事務連絡:事務
局)
13:25〜14:10 上野修一(栃木県立博物館) 「(仮)山形土偶の成立と展開」
14:10〜14:40 榎本剛治(北秋田市教育委員会) 「(仮)東日本における山形土偶出
現の影響」
14:40〜15:00 休憩
15:00〜15:30 伊藤正人(名古屋市見晴台考古資料館) 「東海地方における山形土偶
出現の影響」
15:30〜16:00 大野淳也(小矢部市教育委員会) 「北陸地方の後期土偶」
16:00〜16:45 中村 大(MIHO MUSEUM) 「土偶研究における定量的分析の可能性」
16:45〜17:00 各府県土偶情報1
17:30〜19:30 懇親会(於:奈良女子大学生協食堂)
・1月13日(日)
09:00〜09:30 大野 薫(大阪府教育委員会) 「列島西部における縄文後期土偶の重
層的展開」
09:30〜10:00 板倉有大(福岡市経済観光文化局文化財部) 「九州の後期土偶」
10:00〜10:15 休憩・会場設営
10:15〜11:45 討論(討論司会:伊藤正人・大野薫・中村大)
11:45〜12:15 各府県土偶情報2
12:15〜 閉会行事(挨拶:代表稲野裕介)
・ポスターセッション
土偶・土版・土製仮面など、土偶に関連のあるテーマでお願いします。下記まで申し
込んでください。
申し込み
氏名・連絡先(電話またはメール)・懇親会の参加/不参加を記入のうえ、下記まで
申し込んでください。
●発表要旨集資料集は参加者数によって必要部数を印刷します。事前申し込みがない
場合、当日、発表要旨集資料集をお渡しできないこともありますので、事前申し込み
をお願いします。
申し込み先:labyrinth_62@yahoo.co.jp(第10回土偶研究会事務局:大阪府大野薫)
申し込み締切:2012年12月20日(木)
第10回土偶研究会事務局(大阪府・大野薫)
連絡先E-mail labyrinth_62@yahoo.co.jp
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▽ 考古学フォーラム情報BOXに掲載する、東海地方(三重・岐阜・愛知・静岡)の考古学に関する情報を募集しております。展示会・講演会・研究会・出版物・発掘調査・現地説明会の情報など、
NQC10551@nifty.com 宮腰までお送り下さい。
ホームページアドレス http://a-forum.air-nifty.com/blog/
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