« 2012年4月 | トップページ | 2012年6月 »

2012年5月31日 (木)

考古学フォーラム情報BOX421

★ 発掘調査========
● 新城市:新城城跡(新城陣屋跡)の発掘調査現地説明会
 本市教育委員会では、新城小学校屋内運動場建設に伴う事前調査として、新城城跡(新城陣屋跡)の発掘調査を実施しています。前回に引き続き、その後半部分の調査成果を見て頂きたく、下記のとおり、遺跡説明会を開催いたします。
日 時:平成24年6月3日(日曜日) (午後2時より)
開催場所:新城市字西入船 地内(新城小学校 運動場内)
内 容:
 今回、調査区の南側辺部全体に9基の大型土坑(地下式の貯蔵穴)がまとまって見つかりました。今回の調査地全体が「お客屋敷」の蔵などの性格を有する貯蔵空間であった可能性が分かり、大きな成果を得ることができました。また、新城城跡が描かれた2種類の古絵図のうち、江戸末期頃の屋敷地の状況を正確に描かれたと考えられる絵図も推測できました。

×××××××××××××××××××××××××××××××××××××
◆ 展示会・講演会・研究会========
● 第12回考古学セミナー 「考古学研究会を解剖する」
日 時:2012年6月16日(土)午後2時から
場 所:豊橋市職員会館301会議室
テキスト 
1 内田好昭「日本考古学と時代区分」
2 橋本達也「古墳築造周辺域における境界形成—南限社会と国家形成—」
3 松木武彦「「世界」史の中の弥生文化—環境・認知・文化伝達—」
4 矢野健一「埋め込まれた「原日本」—繰り返されるミネルヴァ論争—」
  掲載文献:2011『考古学研究』57巻4号 228号(報告要旨)
       2011『考古学研究』58巻3号 231号(報告)
       2012『考古学研究』58巻4号 232号(報告、コメントと全体討論)
・報告要旨と報告、各発表に対するコメント、全体討議の3点セットで分析して発表してください。この研究集会が何を目的にしているのかを分析してください。
申し込み:定員20名 事前申し込み先着順(贄までご連絡ください)なお、テキストが手に入らない場合は連絡してください。コピーを送ります。
募 集:1〜4の文献について発表者を募集します。応募者の状況を見て、このうちの2つを俎上に上げます。希望者は贄までご連絡下さい。
懇 親 会:午後6時から
開催趣旨 前回の第11回セミナーは、「中間テスト」と題して、参加者各自の論文の書き方の具体的検討を行いましたが、少なくとも私が意図した成果は得られませんでした。中間テストを行うのは時期尚早だったということだと思います。そこで、第12回では、今一度、既存の研究の問題点について検討することにします。
 第12回は「考古学研究会を解剖する」として、最近の考古学研究会の総会のテーマを取り上げたいと思います。まず、考古学研究会第57回研究集会のテーマを検証します。4名の報告と、それぞれに対するコメントが示され、全体討議の内容が示されています。各報告者が何を問題にして、何を行っているのか? また、各コメントを示した人は何を目的にしているのか? そして、何が討論されたのか? 考古学研究会は、何を行おうとしているのか? 
 第1回考古学セミナーでは、論文の書き方というテーマで、1データの客観性、2論証過程の論理性、3結論の整合性の3点が、重要なチェックポイントであることを提示しました。今回は考古学研究会がどのような目的を持ち、どのような方法で解決しようとしているのかを分析するためには、何が必要なのかを考えてください。「報告—コメント—討議」の三者の関係がどのようなものであるのかに注目して、その関係を分析してください。今回は、「ディベートの方法とその意義」を確認することが目的です。
 発表者は、どのような視点で発表するのかも考えてください。参加者は、自分の分析が他人の分析とどのように違うのか、それはなぜかということを確認してください。

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
▽ 考古学フォーラム情報BOXに掲載する、東海地方(三重・岐阜・愛知・静岡)の考古学に関する情報を募集しております。展示会・講演会・研究会・出版物・発掘調査・現地説明会の情報など、
NQC10551@nifty.com 宮腰までお送り下さい。
ホームページアドレス  http://a-forum.air-nifty.com/blog/
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月30日 (水)

考古学フォーラム情報BOX420

◆ 展示会・講演会・研究会========
● 長野県考古学会50周年プレシンポジウム「縄文時代中期の植物利用を探る」
 学会創立 50 周年記念シンポジウム「縄文時代中期文化の繁栄を探る」(2012 年11 月17・18 日予定)に先立ちプレシンポジウムを行ないますのでご案内申し上げます。どなたでも参加できます。
主 催:長野県考古学会縄文時代(中期)部会
共 催:岡谷市教育委員会・明治大学黒曜石研究センター・中部先史古代種子研究会
日 時:2012 年6月23日(土)・24日(日)
会 場:岡谷市イルフプラザ・カルチャーセンター
    394-0027 長野県岡谷市中央町一丁目11 番1 号
    TEL:0266-24-8404 JR 岡谷駅から徒歩6分
内 容:
司会:藤森英二ほか
・1日目 (発表タイトルは仮題で、発表者と調整中です。)
午前 10:00〜主催者あいさつ、主旨説明
午前 10:10〜研究発表、山田武文・輿石甫・会田進・佐々木由香「岡谷市内縄文遺跡出土マメ科種子とレプリカ法によるマメ圧痕調査」
午前 10:40〜研究発表 水沢教子「長野県屋代遺跡出土の動植物遺存体から派生する問題」
午前 11:10〜研究発表 佐野隆「山梨県梅ノ木遺跡の調査」
午前 11:40〜研究発表 中沢道彦「長野県における縄文時代中期の植物質食料利用について」
昼食
午後1:00〜研究発表 洞口正史「群馬県における縄文時代の植物質食料利用について」
午後1:30〜講 演 小畑弘己「東アジアの新石器時代からみた縄文時代の植物利用」
午後 2:10〜研究発表 早坂広人「「縄文時代前期〜中期の年代と環境復元について」
午後 2:40〜研究発表 那須浩郎「栽培植物と野生植物」
午後 3:10〜研究発表中村耕作・國木田大「クッキー状・パン状炭化物の炭素・窒素同位体分析とその出土状況」
休憩
午後 3:50〜研究発表 会田進「「長野県旧安曇村の救荒備蓄堅果類調査とドングリ食実験」
午後 4:30〜研究発表 山科哲「堅果類の生り年について」
午後 5:00〜総括 長沢宏昌
・2日目
午前 9:00〜研究発表 佐々木由香「縄文時代のクリ・ウルシ利用」
午前 9:30〜研究発表 中沢道彦「長野県天龍村十久保におけるトチのアク抜き調査」
午前 9:40〜研究発表 上條信彦「使用痕・残存デンプンからみたトチ皮むき石」
午前 10:20〜研究発表 中山誠二「山梨県における縄文時代の植物質食料利用について」
午前 10:40〜研究発表 輿石甫「土師の会のドングリ食料理実演・試食」
午前 11:00〜12:00 フリートーク
午前 12:00〜12:30 ドングリ料理試食

申込方法:事前申込 メール(mynakazawa@aol.com)もしくはハガキ(380-0921 長野市栗田130-14 中沢道彦)で中沢道彦あてに、氏名、住所、電話番号、懇親会参加有無を記入の上申し込み願います。(1 日目終了後に懇親会あり。会費5000 円程度。)
その他:予稿集あり(有料)
お問い合わせ: mynakazawa@aol.com で照会願います。
宿泊情報は 信州岡谷観光サイトhttp://www.kanko-okaya.jp/ を御覧下さい。

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
▽ 考古学フォーラム情報BOXに掲載する、東海地方(三重・岐阜・愛知・静岡)の考古学に関する情報を募集しております。展示会・講演会・研究会・出版物・発掘調査・現地説明会の情報など、
NQC10551@nifty.com 宮腰までお送り下さい。
ホームページアドレス  http://a-forum.air-nifty.com/blog/
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月21日 (月)

考古学フォーラム情報BOX419

◆ 展示会・講演会・研究会========
● 名古屋市古代史研究会5月例会
日 時:6月3日(日)
会 場:名古屋大学文学部小会議室(1F、130号室)
報告者:梶原義実氏
内 容:「古代寺院の造営事情—選地からの考察—」
464-8601(住所不要) 名古屋大学文学部日本史研究室内
名古屋古代史研究会 052-789-2228

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
● シンポジウム「縄文・峰一合遺跡の時代の再検討」
 下呂ふるさと歴史記念館では開館40周年を記念して、飛騨を代表する縄文前期後半・峰一合遺跡とその時代を再検討するシンポジウムを行います。是非ご参加下さい(内容はやや一般向けになります)
日 時:平成24年7月8日(日)13:00〜17:00(受付12:30〜)
会 場:下呂交流会館(0576-25-5000)1階マルチスタジオ
交 通:JR下呂駅下車濃飛バス下呂交流会館行き下車
下呂ふるさと歴史記念館から徒歩約10分
その他:事前予約不要、資料代500円程度
発表内容:(題目は仮題です)
1. (問題提起)縄文時代前期後半における飛騨を中心とした地域形成(下呂ふるさと歴史記念館 馬場伸一郎)
2. 飛騨の縄文前期後半土器と集落(飛騨高山まちの博物館 大石崇史)
3. 北白川下層式土器分布圏と飛騨方面の交流((公財)滋賀県文化財保護協会 鈴木康二)、
4. 峰一合遺跡の「パン状炭化物」とその類例((株)パレオラボ 中村健太郎)、
討 論(司会:南山大学 長田友也+発表者)

★関連して、下呂ふるさと歴史記念館(0576-25-4174)にて企画展「縄文・峰一合遺跡の時代」を7月8日まで開催(7/8は19:00まで開館延長)。飛騨・美濃・木曽の前期後半土器約150点が展示されています。シンポジウムと併せて是非ご観覧下さい。
展示期間:平成24年4月28日(土)〜7月8日(日)
展示会場:下呂ふるさと歴史記念館1階特別展示室
観覧料:無料
 
問合先:下呂ふるさと歴史記念館(0576-25-4174)まで

Mine

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
▽ 考古学フォーラム情報BOXに掲載する、東海地方(三重・岐阜・愛知・静岡)の考古学に関する情報を募集しております。展示会・講演会・研究会・出版物・発掘調査・現地説明会の情報など、
NQC10551@nifty.com 宮腰までお送り下さい。
ホームページアドレス  http://a-forum.air-nifty.com/blog/
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月 3日 (木)

考古学フォーラム情報BOX418

◆ 展示会・講演会・研究会========
● 第34回名古屋東アジア史研究会
日 時:2012年5月21日(月)18時30分より
場 所:南山大学第一研究棟4階 エレベーターホール右奥の会議室
発表者:加藤新一郎
内 容:「知多市と春日井市の鰐部氏について」
 古代史で著名な集団である鰐部氏と地元との関わりについて、お話いただきます。
※ なお、当日資料代金として、200円をお願いします。
問い合わせ先:
 名古屋市緑区平手北二丁目901
  名古屋市立鳴海東部小学校 木村光一 052-876-0320

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
● 三河考古学談話会東三河部会5月例会
日 時:5月10日(木) 午後7時30分から
場 所:豊川市発掘調査現場事務所
内 容:
報告、発表
 ・「東赤土遺跡の旧石器」 神取龍生(幸田町教育委員会)
 ・「東赤土遺跡の発掘調査の成果について」 天野雄矢(豊川市教育委員会)
事務連絡

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
● 三河考古学談話会平成24年度総会
期 日:平成24年5月19日(土)
場 所:カリオンビル 多目的ホール(豊橋市松葉町二丁目63番地)
http://www.city.toyohashi.aichi.jp/citizenscenter/accessmap.html
内 容:
総 会 13:30〜14:30
講演会 15:00〜
「三河の戦争遺跡 〜考古学から新しい時代の遺跡をみる〜」
・三河の戦争遺跡概観 伊藤厚史(名古屋市見晴台考古資料館)
・近年の調査から:明治航空基地非常用発電所 岡安雅彦(安城市歴史博物館)
         豊川海軍工廠 平松弘孝(豊川市教育委員会)

Photo

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
● 静岡市立登呂博物館
企画展I わがまちの遺跡展
「登呂のとなりムラ 鷹ノ道遺跡」
 私達の住む静岡市にも、遺跡はたくさんあります。今回の企画展は、そんな静岡に眠る身近な遺跡を紹介していくわがまちの遺跡展の第一弾になります。
 今回とりあげるのは、今の駿河区役所周辺にあった「鷹ノ道遺跡(たかのみちいせき)」です。登呂遺跡の北側に存在し、登呂ムラのお隣とも言える遺跡です。
 知っているようで知らない静岡市の遺跡を発見しに、ぜひお越しください。
期 間:平成24年4月21日(土)〜7月1日(日)
http://www.shizuoka-toromuseum.jp/

46_01

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
▽ 考古学フォーラム情報BOXに掲載する、東海地方(三重・岐阜・愛知・静岡)の考古学に関する情報を募集しております。展示会・講演会・研究会・出版物・発掘調査・現地説明会の情報など、
NQC10551@nifty.com 宮腰までお送り下さい。
ホームページアドレス  http://a-forum.air-nifty.com/blog/
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年4月 | トップページ | 2012年6月 »