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2012年1月29日 (日)

考古学フォーラム情報BOX409

◆ 展示会・講演会・研究会========
● 愛知県陶磁資料館:
「日本人の愛した中国陶磁 龍泉窯青磁展」
会 期:2012年1月21日(土)〜3月31日(土)(毎週月曜休館)
会 場:愛知県陶磁資料館 本館1階第1・2展示室
観覧料:一般800円(640円) 高大生600円(480円) 中学生以下無料
中国浙江省の西南部に位置する龍泉窯(りゅうせんよう)で焼かれた青磁は、鎌倉時代から室町時代にかけて莫大な量が日本に輸入されました。
 中でも上質な製品は「砧(きぬた)青磁」「天龍寺(てんりゅうじ)青磁」の名で愛され、今日でも数々の名品が伝世されて、国宝、重要文化財に指定されている作品も少なくありません。また、日本だけでなく、高麗、琉球(現在の沖縄)、東南アジア、南アジア、西アジア、東アフリカなど広い地域に運ばれ、当時の最も上質なやきものとして世界中の人々に受け入れられたのです。
 2006年に龍泉窯の中で最も品質の高い青磁を生産したことで知られる大窯村地区の楓洞岩(ふうどうがん)という地点で、明時代初期(14世紀末〜15世紀初)に宮廷用の青磁を焼いた窯が発掘されました。ここでは、それまで謎とされてきた明時代の皇帝が使った龍泉窯青磁の生産の実像が明らかにされ、世界の考古学者、陶磁研究者、愛好家の注目を集めたのです。
 本展覧会では、日本伝世の名品の数々と、龍泉・楓洞岩窯址の最新の出土品を併せて展覧し、龍泉窯青磁の美の世界とその発展史、日本とのかかわりなどについて探ります。
★ 関連イベント
■国際シンポジウム「龍泉窯青磁の謎を探る」
  日 時:平成24年3月24日(土)13:30〜16:00
     / 3月25日(日)10:00〜16:00
  場 所:本館地下講堂
  講 師:浙江省文物考古研究所 研究員 沈岳明(しんがくめい) 氏
      北京大学 教授 秦大樹(しんたいじゅ)氏
      龍泉青瓷博物館 館長 呉秋華(ごしゅうか)氏
      杭州歴史博物館 副館長 唐俊傑(とうしゅんけつ)氏
  ※申し込み不要、参加費無料。ただし、資料代1000円。
■記念講演会「龍泉窯青磁の新発見(仮称)」
  日 時:平成24年3月31日(土)13:30〜15:00
  場 所:本館地下講堂
  講 師:龍泉青瓷博物館 副館長 楊冠富(ようかんふ) 先生
  ※申し込み不要、参加費無料。
■冬期講座「磁器の世界」第4回「日本人の愛した中国青磁」
  日 時:平成24年1月22日(日)午後1時30分より3時まで(
  場 所:本館地下講堂
  講 師:森達也(愛知県陶磁資料館 主任学芸員)
http://www.pref.aichi.jp/touji/top.html

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● 松阪市文化財センターはにわ館:
平成23年度 後期企画展
「まつさかのの埴輪」
期 間:平成24年1月28日(土)〜3月11日(日)
 古墳の上やまわりに、さまざまな形の埴輪がおかれた時代がありました。
わたしたちの松阪市は三重県内でも有数の古墳が集中する地域で、これまで
に行われた発掘調査によって、宝塚古墳の船形埴輪に代表される数多くのす
ぐれた埴輪が発見されています。
 今回の企画展では、市民のみなさんがふだん目にする機会の少ない市内各
地の古墳からみつかった代表的な埴輪を展示し、松阪地域の埴輪とその歴史
について考察します。
http://www.city.matsusaka.mie.jp/bunka/shisetsu/haniwakan/kaikan.html

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● 静岡市立登呂博物館:
「特別展 赤い土器の世界」
 登呂遺跡から出土する土器の中には、ベンガラという顔料を使用して赤く塗られた壷がみられます。登呂の人々はなぜ「赤」という色にこだわり、土器を赤く塗っていたのでしょうか。
 今回は特別展「赤い土器の世界」と称し、登呂遺跡をはじめ長野県北信地域や愛知県の赤く塗られた土器を中心に展示し、赤彩の美、技法、広がりや系譜、人々が込めた想いなどを考えてみたいと思います。
 神秘的な赤い世界へどうぞお越しください。
期 間:平成24年2月11日(土)〜3月20日(火)
休館日:月曜日、祝日の翌日
観覧料:大人300円

★講演会赤い土器の世界
日 時:平成24念2月19日(日)午後0時30分〜4時30分
会 場:登呂博物館 1階 登呂交流ホール
演 題・講師:
1「『赤い土器のクニ』と呼ばれた長野周辺の弥生土器」
長野市立後町小学校教諭 青木一男氏
2「登呂の時代の静岡と赤彩土器」
静岡大学准教授 篠原和大氏
3「赤彩の祭り」
奈良大学名誉教授・(財)大阪府文化財センター理事長
水野正好氏
応募方法:1月31日(火)より電話受付
受付先:静岡市コールセンター 054(200)4894
定 員:先着80名様
参加費:無料
http://www.shizuoka-toromuseum.jp/

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▽ 考古学フォーラム情報BOXに掲載する、東海地方(三重・岐阜・愛知・静岡)の考古学に関する情報を募集しております。展示会・講演会・研究会・出版物・発掘調査・現地説明会の情報など、
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2012年1月24日 (火)

考古学フォーラム情報BOX408

◆ 展示会・講演会・研究会========
●愛知県埋蔵文化財センター:
平成23年度 埋蔵文化財展
「ケヤキが語る2000年-弥生・古墳時代の木の文化-」
開催日時:2012年1月28日(土)〜3月4日(日)
開催場所:豊田市郷土資料館
休館日:毎週月曜日
観覧料:入場無料
主 催:愛知県教育委員会、豊田市教育委員会、(公益)愛知県教育・スポーツ振興財団 愛知県埋蔵文化財センター_
 プラスティック製品が急速に普及する一九六○年代より以前には、私たちの生活に関わる、ありとあらゆる分野に木製品が使われていました。これら木の道具は、用途によって使われる木の種類が異なっています。このように適材適所の木材利用は、今から二千年以上前の弥生時代には既に完成されており、まさに『日本文化=木の文化』といわれる所以となっています。_ また、人の手が加わった、いわゆる里山も弥生時代にできあがりました。そして、この里山を維持・管理することによって日常の生活材や燃料材を得ることができ、ひいては継続可能で安定した社会(生活)を営むことができるようになったのです
 愛知県埋蔵文化財センターでは、これまで朝日遺跡をはじめとする数多くの遺跡で、大量の木製品を発掘調査し、その保存処理を行ってきました。これらの木製品には、原木・各種未成品から完成品まで、まさに木の文化を示す多種多様なものが認められます。
 本展示会では、主に弥生・古墳時代の木製品を通じて、当時の人々と木の関わり、そして、これからの社会のあり方についても考えてみたいと思います。
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★関連事業
■埋蔵文化財講演会「木の道具の効果を調べる」
日 時: 2月12日(日) 午後2時〜4時
講 師: 山田昌久先生(首都大学東京 教授)
会 場:豊田市崇化館交流館 2階大会議室  ※ 埋蔵文化財展の会場とは異なります。
471-0079 愛知県豊田市昭和町2-46  TEL. 0565-33-0750  FAX.0565-33-0760
■埋蔵文化財講座  各回ともに午後2時〜3時
1月29日(日) 「農工具の変遷」 樋上 昇(愛知県埋蔵文化財センター)
2月 5日(日) 「最近の発掘調査の成果より -弥生・古墳-」
 キジ山古墳群 晴雲寺址・石座神社遺跡・車塚遺跡         
 永井邦仁(愛知県埋蔵文化財センター)・早野浩二(同)・池本正明(同)
2月19日(日)  「ハレの木製品」 樋上 昇(愛知県埋蔵文化財センター)
2月26日(日) 「最近の発掘調査の成果より-豊田市内-」 
 寺部遺跡・矢作川河床埋没林
 高橋健太郎(豊田市教育委員会)・ 杉浦裕幸(同)
3月 4日(日) 「木製品からみた尾張・三河の古植生」 樋上 昇(愛知県埋蔵文化財センター)
■ワークショップ 会期中の毎週土曜日 午前10時〜12時・午後1時〜3時
1月28日(土)  本川遺跡の鳥形をつくって飾ろう!
2月 4日(土)  顕微鏡で木の組織を見てみよう!
2月11日(土)  午前 木を割ってみよう、削ってみよう!
2月11日(土)  午後 弓の発射実験!スピードガン競争!
2月18日(土)  原始機で布を織ってみよう!
2月25日(土)  木のクワで土を掘ってみよう!

交 通:
豊田市郷土資料館 
471-0079愛知県豊田市陣中町1の21 TEL. 0565-32-6561  FAX.0565-34-0095
http://www.toyota-rekihaku.com
・名鉄梅坪駅より南へ徒歩15分・名鉄豊田市駅より北へ徒歩15分・とよたおいでんバス「陣中町一丁目」下車 徒歩5分・東名豊田インターより自動車約15分
http://www.maibun.com/top/

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2012年1月21日 (土)

考古学フォーラム情報BOX407

◆ 展示会・講演会・研究会========
● 三河考古学談話会西三河定例会(1月)
日 時:1月26日(木)19:00〜
場 所:安城市埋蔵文化財センター
発 表:「窯道具研究の一視点 近世美濃窯の事例から」
   高橋健太郎(豊田市教育委員会文化財課)
 ※第4木曜日の開催になります。

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● 阿久比町:埋蔵文化財講演会
日 時:2月18日(土) 午後1時半〜午後3時
場 所:中央公民館
定 員:50人(定員を超える申し込みがあった場合は、抽選により決定)
参加費:無料
演 題:「知多半島の古窯について」
講 師:常滑市民俗資料館館長 中野晴久氏
申し込み方法:
1月31日(火)までに電話(平日午前9時〜午後5時)、FAX、電子メール(件名に「文化財講演会」と入れてください。)または直接窓口でお願いします。
申し込み・問い合わせ先:
社会教育課公民館係
 TEL (48)1111(内260) FAX (48)6229
 電子メール shakyo@town.agui.lg.jp
http://www.town.agui.lg.jp/category/kouhou/kouhou-H23/120115/info_005.htm

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● 瀬戸蔵ミュージアム企画展:
「ルス(呂宋)とよばれたやきもの〜近世瀬戸の新たな試み〜」
 「ルス」とは、瀬戸で江戸時代に作られた、鮮緑色の釉の陶器で、瓶掛、植木鉢、水鉢など多様で、印花文や貼付文を特徴とします。当時のトレンド商品で歌麿の浮世絵にも登場しますが、その名前の由来や登場・終息については謎の多い焼き物です。しかも現在、陶磁研究者にさえこの焼き物の存在は、ほとんど知らせていません。今回が、まとまった点数の「ルス」が展示される最初の展覧会になります。
会 場:瀬戸蔵ミュージアム
日 程:平成24年2月11日(土) 〜 4月22日(日)

★関連事業
●講演会「ルス(呂宋)のやきものについて」
 講師 長江惣吉(陶芸家・古陶磁研究家)
    古橋尚(陶芸家)
会 場:瀬戸蔵ミュージアム
日 程:平成24年2月19日(日) 13時30分〜15時
  ※入館料必要、参加費無料、事前申し込み不要
問い合わせ  瀬戸蔵ミュージアム  TEL 0561-97-1190

● 中日文化センター講座 (有料)
「これは織部ではない!歌麿が愛した瀬戸の器ルス」 
講 師:長江惣吉(陶芸家・古陶磁研究家)、古橋尚(陶芸家)
会 場:栄中日文化センター(中日ビル)
日 程:平成24年3月3日(土) 13時〜15時
  ※受講料2520円
問い合わせ・申し込み  中日文化センター TEL 0120-53-8164

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2012年1月18日 (水)

考古学フォーラム情報BOX406

★ 発掘調査========
● 豊橋市教育委員会:普門寺旧境内確認調査現地説明会
日 時:平成24年1月22日(日) 10:30〜と13:30〜(雨天中止)
場 所:普門寺旧境内(豊橋市雲谷町字ナベ山下7)
遺跡の概要: 
 普門寺旧境内は、豊橋市東部にある船形山の南斜面に展開する山岳寺院跡です。2つの本堂跡である元堂址と元々堂址を中心に、大小200ヵ所以上の平場が点在し、各所に信仰の対象となった巨岩が存在します。現存する普門寺には重文指定された仏像を始め、著名な普門寺経塚出土品も収蔵されており、三河屈指の古刹です。
おもな調査成果:
1 稜線に近い通称「薬師岩」で、行場の遺構を確認
 巨岩が累々と存在する薬師岩で礎石建物跡と基壇を確認したほか、人工的な立石や儀式に関わる土器を確認しました。13世紀の遺構と推定されます。山林斗そうのルートである弓張山系の入口として重要視され、聖地や拝所として機能したところと考えられます。
2 坊院跡の構造を把握 
 大型平場の調査を行い、参道を伴う雛壇状の造成や複数の掘立柱建物跡を確認しました。掘立柱建物は何度も建て替えられており、平場が長期間使用されたことが判明しました。
3 元堂址の池から船形木製品が出土
 元堂址のある大型平場の池から、民間祭祀に関わるような小型の船形木製品が出土しました。中世前期の土器が多く出土するので、このころの遺物と考えられます。
その他:
・出土遺物の展示とあわせ、普門寺収蔵庫も特別に公開します
・駐車場あり。公共交通機関は不便なので自家用車でお越し下さい
・小雨決行
・見学は1時間程度です。山歩きが可能な服装でご参加下さい

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◆ 展示会・講演会・研究会========
● 平成23年度「せと歴!(せと 歴史と文化財を知る 見学会)」
 瀬戸市域には数多くの文化財があり、これらの文化財は、昔から今日まで伝えられた私たちの貴重な財産です。大切に保存し、次の世代へと伝えていきたいものです。「せと 歴史と文化財を知る 見学会」は瀬戸市域に保存されている文化財を現地で見学し、その価値を再発見しようとするものです。本年度は、平成21年度まで瀬戸市内で発掘調査が行われた桑下城跡等について考古学フォーラムが2月4日に瀬戸蔵で行われることに合わせ、桑下城跡・品野城跡について現地を訪ね、発掘調査で明らかになった情報を踏まえ、分かりやすい解説を行います。

日時・場所 2月5日(日)「桑下城跡・品野城跡を訪ねる」
1.市役所前集合・出発を希望される方 (下記のとおり事前申し込みが必要)
  13:00市役所前駐車場集合・出発〜13:10尾張瀬戸駅前バス停〜
  13:25品野バスセンター〜13:30桑下城跡北側到着、
2.現地集合される方(事前申し込み不要)
  13:30上品野パルメゾン東側駐車場(当日普通乗用車駐車可)集合
  13:40〜14:10 桑下城跡見学、
  14:30〜15:40 品野城跡見学、
   ※現地集合者は品野城跡見学後解散(現地集合地点まで徒歩)
15:50城下バス停出発〜16:00品野バスセンター〜16:20尾張瀬戸駅前〜16:30市役所前駐車場解散
※市役所前〜桑下城跡、品野城下〜市役所前の移動は、事前申込者はマイクロバス乗車

講 師:宇佐見 守氏(愛知県埋蔵文化財調査センター)(予定)
主 催:瀬戸市・(財)瀬戸市文化振興財団

参加申込・募集人員
1.マイクロバス乗車(25人程度)は事前申し込みが必要
2.現地集合者は事前申し込み不要(パルメゾン駐車場に普通乗用車15台程駐車可)
参加申し込み先:瀬戸市交流活力部文化課文化財係(21−1951)
参加申し込み受付:1月16日(月)8:30から電話による事前申し込みの受付を行います(定員になり次第バス参加者の受付は終了)

お問い合わせ先:瀬戸市交流活力部文化課 文化財係
489-0876 愛知県瀬戸市白山町1丁目46番地
瀬戸市埋蔵文化財センター内
TEL0561-21-1951 FAX0561-85-2648
担当:佐野  E-mail:h-sano@city.seto.lg.jp

★ 考古学フォーラム2011年度研究会
「桑下東窯跡と桑下城跡-戦国期における大窯生産のすがた-」
会 場:瀬戸蔵 4F多目的ホール(瀬戸市蔵所町1-1)
日 時:平成24年2月4日(土)9:20〜16:00(受付は9:00開始)
主 催:考古学フォーラム  共 催:瀬戸市文化振興財団
発表1(9:30〜10:30)
 「桑下東窯跡と桑下城跡の調査」 小澤 一弘 氏(愛知県埋蔵文化財センター)
発表2(10:40〜11:20)
 「瀬戸窯における工房について」  河合 君近 氏(瀬戸市文化振興財団)
発表3(11:20〜12:00)
 「美濃大窯における工房について」 加藤 真司 氏(土岐市教育委員会)
講 演 (13:00〜14:20)
 「中世城館と生産遺跡」 中井 均 氏(滋賀県立大学)
<討 論>「中世城館と大窯生産」 (14:30〜15:40)
 討論司会 鈴木正貴・武部真木(愛知県埋蔵文化財センター)

 瀬戸市北東部の品野地区では近年多くの遺跡の調査が行われ、考古学的な成果が蓄積されてきました。このうち注目すべき戦国期の遺跡として、桑下東窯跡(大窯)と桑下城跡(城館)があります。桑下東窯跡では、窯体とその周囲の工房跡を含む形で広く調査が行われ、16世紀前葉の窯業生産の実態がうかがわれる良好な資料となりました。また文献・絵図などにより知られていた桑下城跡についても、発掘調査によって具体的な姿が次々と明らかになってきています。2つの遺跡は同じ丘陵上の近接した位置関係にあり、ほぼ同じ期間に活動が行われていたと考えられます。
 今回はこれらの調査成果を元に「窯跡」と「城館跡」の時間的・空間的な関係に焦点をあて、瀬戸大窯生産のすがたについて考えてみたいと思います。

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2012年1月15日 (日)

考古学フォーラム情報BOX405

◆ 展示会・講演会・研究会========
● 鈴鹿市考古博物館:
企画展「中ノ川流域の考古学」
期 間:2012年1月7日(土)〜3月4日(日)
 鈴鹿市南部を流れる中ノ川には、旧石器時代から中世にいたるまで数多くの遺跡が点在し、発掘調査によって貴重な遺構・遺物が発見されています。以前より磯山銅鐸や三角縁神獣鏡などの出土で知られ、遺物の紹介や流域の歴史的研究も行われてきました。
 企画展では、一般公開が初めてとなる加和良1号墳出土の馬具や玉類といった古墳時代の遺物を中心に、古代までの遺跡を紹介します。
★ 関連講演会「加和良1号墳出土馬具が語るもの-古墳時代馬具の世界-」
日 時:平成24年1月21日(土)午後2時から
講 師:山中由紀子さん(斎宮歴史博物館学芸員)
会 場:博物館講堂
聴講無料
http://www.edu.city.suzuka.mie.jp/museum/

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● 瑞浪陶磁資料館:
企画展「鶴ヶ城と小里城山城」−信長普請の瑞浪二大城郭−
期 間:平成24年1月15日(日) 〜 2月19日(日)
http://www.city.mizunami.gifu.jp/sightseeing/institution/ceramics_museum/

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●一宮市博物館:
尾張平野を語る16
テーマ「歴史学と博物館〜尾張から発信する」
 16回目となる今回は、歴史諸科学が博物館を舞台にこれからの社会に何を提示できるかを考えたいと思います。
・2月5日(日)
 記憶装置としての博物館〜猿猴庵作品の紹介を含めて〜
 講師/名古屋市博物館 学芸員 山本祐子氏
・2月12日(日)
 NPO法人ニワ里ねっと企画
 博物館発!尾張落語会 新作落語「朝抹茶」・もう一席
 講師/落語家 桂 九雀氏
 ○解説/落語「朝抹茶」の舞台裏  宇治市歴史資料館 学芸員 坪内淳仁氏
・2月19日(日)
 生命(いのち)をつないだ文化財〜戦前・戦中・戦後〜
 講師/名古屋市博物館 調査研究員 梶山勝氏
http://www.icm-jp.com/

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2012年1月 9日 (月)

考古学フォーラム情報BOX404

◆ 展示会・講演会・研究会========
● 第32回名古屋東アジア史研究会
日 時:2012年1月16日(月)18時30分より
場 所:南山大学第一研究棟4階 エレベーターホール右奥の会議室
発表者:成田剛一・鬼頭健郎氏
内 容:「韓国古代文化をたずねて 六都物語」
 2011年秋の、韓国の古代遺跡を訪ねる旅の様子をお話いただきます。
※ なお、当日資料代金として、200円をお願いします。
問い合わせ先:
 名古屋市緑区平手北二丁目901
  名古屋市立鳴海東部小学校 木村光一 052-876-0320

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● 三河考古学談話会東三河部会の1月例会
日 時:1月12日(木) 午後7時30分から
場 所:豊川市発掘調査現場事務所
内 容:「三河国府国庁跡についての再検討」 前田清彦・平松弘孝(豊川市教育委員会)
 三河国府国庁跡について、これまでの報告内容について再検討を行い、現時点で確実と思われる事実の確認及び将来に向けての調査の課題を整理します。

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● 第11回考古学セミナー 「中間テスト」 案内
日 時:2012年1月28日(土)午後2時から
場 所:豊橋市職員会館301会議室
テキスト:各自作成の論文企画書、あるいは論文作成解説書を、1月20日までにどちらか一つを私にメールで提出してください。
申し込み:定員20名 事前申し込み先着順(贄までご連絡ください)なお、テキストは事前にメールで送りますので、印刷して持参してください。
募 集:今回は、参加者全員が発表者です。
懇 親 会 午後6時から
開催趣旨:前回の第10回セミナーは、「ディベートの目的とその方法」と題して、バーンズさんの論文を題材にしました。4名の研究者のコメントは見解や方法に違いがあり、このディベートに対するセミナー参加者の見解も様々でした。内容のテーマは古墳時代の政治構造に関するものでしたが、この議論の具体的な検討には古墳時代の専門知識が必要です。古墳時代に関する専門知識があるかないかという差が、今回の参加者が行った議論の内容に反映されていました。しかし、一方で、専門的知識がなくても議論に参加できる部分があることも確認できたと思います。 それは、何を示しているのでしょうか?
 第11回は、「中間テスト」を実施します。方法は以下の二つのうち、どちらかを作成して発表してもらいます。書式も枚数も自由です。どのような方法で何を発表するのかということが重要なポイントです。発表では、矛盾や飛躍のない完璧な理論展開を目指してください。ただし、分かりやすく簡潔に発表することを目標にしてください。その後、発表に対して全員で矛盾点や飛躍した点がないかを検討し、どうすれば「有効で書く意義のある論文」になるのかを考えます。発表の仕方そのものが、自分自身の現在の認識レベルを反映するものになるはずです。発表は最長でも一人15分以内を想定しています。
1)論文の企画書を作成し、どのような論文をどのような方法で書くのかを発表してもらいます。どのような企画書を作成するかは各自で考えてください。
2)印刷物になっている自分の論文を、どのような目的と方法で作成したのかという作成過程を発表してもらいます。
 中間テストの目的は、各個人の論文を書くという能力がどの程度高まったのか、あるいは変わっていないのかということを、自分で確認することです。これによって、論文を書く能力を高めるために何が足りないのかを自己分析し、確認します。
 自分自身の能力に不足している点、矛盾した考え方というものは、自分自身では気がつかないものです。これを気づくためには、他人の批判を真摯に受け止め、その批判を分析して、正確に反論する必要があります。そして、その成果を自分の中に取り込むことができるかどうかは、その人の能力によります。今回の中間テストは、この能力を自己確認するために行うものです。このテストは、本来は自分自身の為に、自分で行うもので、最終的には自分ひとりで、このようなテストを行うことができるようになることが目標です。今回は、各参加者の協力を得ながら進める訓練ということです。
 このセミナーの最終目的は、各参加者が「有効で書く意義のある論文を書く」ことができるようになるということです。全員がこの目標に向かっているわけですが、これまで行った10回のセミナーで、どの程度達成しているかは、自分で確認するしか方法はありません。自分が、どの程度の能力を持っているのかを自分自身で理解できないということは、自分に足りないものが何かということが分からないということです。そのままでは、自分に足りない能力を訓練によって補って、次の段階にステップアップすることはできません。つまり、研究者として進歩することはできないということになります。
 単に論文を数多く書くことが、研究者として進歩したということになるわけではありません。量的な業績を誇っても、質的な変化は訪れません。自分の中で何が変わったのかを論理的に説明できた時に、初めて進歩したと実感できることになります。

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