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2010年1月 6日 (水)

考古学フォーラム情報BOX312

::: 2010.1.6:::

◆ 発掘調査========
●豊橋市:普門寺旧境内 元々堂址(もともとどうし)確認調査
 現地説明会のおしらせ
 普門寺旧境内は、豊橋市雲谷町に現存する普門寺の背後に展開する、大規模な山岳寺院遺構です。山内には2つの本堂跡のほか、250ヵ所以上の平場、中世墓、経塚などが存在しています。豊橋市教育委員会では現在、本堂跡のひとつである元々堂址の確認調査を行い、平安時代中ごろ(10世紀)から付近が利用されはじめ、平安時代末(12世紀後葉)の大規模な造成によって、現在の姿になったことが判明しました。
 元々堂址の基壇は、岩盤を削り出しただけで盛り土を伴わない特異な構造をとり、5間四方の総柱となる礎石の配列や、背後に石垣を伴うことなどが明らかになりました。また、周辺からは平安時代前期にさかのぼる鏡片や「無養」と墨書された山茶碗、12〜13世紀の瓦など、多くの遺物が出土しています。
日 時:平成22年1月9日(土) 午前10:30〜・午後1:30〜   (1日2回実施)
場 所:豊橋市雲谷町字ナベ山下 普門寺(上記の時間に普門寺「駐車場」集合)
その他:駐車場から30分ほど山を登ります。動きやすい服装、歩きやすい靴でご参加ください
 ※ 雨天の場合は翌日へ順延
問合せ:豊橋市美術博物館 管理文化財グループ 
    TEL0532−51−2879

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