考古学フォーラム情報BOX288
::: 2009.8.2:::
◆ 展示会・講演会・研究会========
● 名古屋・栄中日文化センター
特別講座「名古屋城本丸御殿を飾った幻の石—尾張藩士の画家・内藤東甫と五色メノウ」
美濃や尾張地方から産出される緑色の土岐石で、石器、勾玉や腕輪などの古墳埋葬品は作られたのか?考古学用語の碧玉は土岐石を含めると3種類?土岐石とはそもそも何であるのか?以上、考古学的見地から眺めた土岐石の諸問題の検討。そして江戸時代、博物学的志向をもった尾張藩士・内藤東甫による著作『張州雑志』に記された「五色メノウ(土岐石)は尾張藩の御止め石で、徳川綱吉に献上された」という史実についての紹介と検証。現在でも名古屋市内で発見される土岐石、資料やスライドなどによって様々な角度からその実体に迫ります。
講 師:古橋尚(陶芸家、郷土史研究)、佐野好石(土岐石愛好会会長)
開講日:9月19日(土)15:30〜17:30
会 費:2520円
会 場:中日文化センター(中日ビル)
http://www.taijikimura.com/web/info.html#furuhashi
★ ノリタケギャラリー栄:
「名古屋城本丸御殿を飾った幻の石—尾張藩士の画家・内藤東甫と五色メノウ展」
会 期:平成21年9月22日(火曜日)〜9月27日(日曜日)
時 間:10時〜18時(最終日は16時まで)
会 場:ノリタケギャラリー栄(愛知県芸術文化センター前)
※入場は無料です。
<展示資料(予定)>
○古代の歴史に現れた土岐石の資料、○内藤東甫と張州雑志についての解説、○内藤東甫の書画、○東甫関連尾張藩士の書画、○古文書・将軍綱吉公御成之節御拝領御献上覧(元禄十三年)、○張州雑志に描かれた愛知県産鉱物の図と実物標本の比較(玉石、瑪瑙、五色瑪瑙、浮石、黒石英、白石英、イワキ、兎余糧など)、○土岐石(約10点)○土岐石によるアクセサリーなど
問合せ:
講座申し込みは、中日文化センター(Tel 0120−53−8164)
講座と展覧会の内容についての問合せは、
古橋尚<フルハシタカシ>( E-mail: sotoyama@pd6.so-net.ne.jp )
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● 多治見市文化財保護センター
企画展「かさはらの大窯 −笠原 妙土窯・滝呂日影1号窯−」
妙土窯や滝呂日影1号窯は、多治見において大窯が本格化する段階の代表的な窯です。比較的近い距離に位置するこれらのふたつの窯は、ともに緑釉陶器を焼成したことで知られていますが、後の「織部釉」と同じ銅緑釉を掛けた陶器は、美濃焼の歴史の中でも重要な存在です。今回の企画展ではこれらの資料をはじめ、多治見市内のほかの大窯製品も併せて展示します。
展示期間:平成21年7月21日(火)〜12月28日(月)
場所:多治見市文化財保護センター内 展示室
時間:午前9時〜午後5時
※土・日・祝日休館
http://www.city.tajimi.gifu.jp/bunkazai/index.html
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