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2009年7月 6日 (月)

考古学フォーラム情報BOX284

::: 2009.7.6:::

◆ 展示会・講演会・研究会========
● 静岡県考古学会ミニシンポジウム「清水柳E類土器を考える」
 今年度、静岡県考古学会東部例会では、清水柳E類土器についてのミニシンポジウムを開催いたします。
 清水柳E類土器とは、縄文時代早期中葉から後葉にかけて、愛鷹山麓や伊豆半島を中心とした静岡県東部から神奈川県の範囲に分布する土器です。この土器の名称については、木戸上式やミヲ坂式、大越式といった型式名称が提唱されていますが、現在の型式名として用いられることはほとんどなく、沼津市清水柳遺跡における分類である第二群E類と、遺跡名を併せた「清水柳E類」という名称が、一般的に用いられています。
 この清水柳E類土器は器面に絡状体圧痕文を施文することを最大の特徴とし、土器の特徴や伴出関係などから関東系土器の子母口式や野島式と併行すると考えられております。早期中葉から後葉(沈線文土器から条痕文土器)への移行を示す重要な土器といえますが、その成立過程や系統関係などはほとんど未解明のままであり、研究の深化があまり図られていません。このため、他地域の土器型式との併行関係や名称、型式化といった面での問題が数多く残されています。
 1990年代以降、静岡県内では東駿河湾環状線や第二東海自動車道(第2東名)建設に関連した大規模な発掘調査が行われ、清水柳E類土器の出土事例が急速に増えており、また、山梨県や神奈川県といった隣接県においても、この清水柳E類土器が出土しています。近年の発掘調査による新しい資料と、沼津市清水柳遺跡や熱海市大越遺跡といった既出資料を併せると、清水柳E類に関する資料はかなりの数にのぼり、研究の深化を図ることが十分可能な段階にきています。
 静岡県考古学会ではこうした状況を受けて、下記のとおり熱海市教育委員会と共催で清水柳E類土器についてのミニシンポジウムを開催し、県外の研究者も加えて、この土器の成立過程や系統などについて検討したいと思います。また、東部例会ではこのシンポジウムに向けての事前の検討会(発表)ならびに資料見学会を開催いたします。みなさまのご参加を心よりお待ちしています。
★ 東部例会
・7月11日(土)18:00〜20:00 三島市民生涯学習センター第4研修室
  発表1 「清水柳E類土器の共伴関係と細分」 下島健弘(二友組) 
  発表2 「清水柳E類土器と野島式の系統をめぐって−梅ノ木沢遺跡出土資料の分析から−」 笹原千賀子(静岡県埋蔵文化財調査研究所) 
・8月1日(土)13:00〜17:00 沼津市文化財センター
  資料見学会 
   見学予定資料 清水柳遺跡、清水柳北遺跡、尾上第2遺跡(沼津市)、梅ノ木沢遺跡(裾野市)など
    ※終了後に東部例会暑気払いを開催(沼津市内を予定)
・9月12日(土)13:00〜17:00 三島市民生涯学習センター 第4研修室
  発表1 「清水柳E類土器の学史的整理」 毒島正明(蓮田市役所) 
  発表2 「清水柳E類土器の胎土分析」 池谷信之(沼津市教育委員会)
 
★ ミニシンポジウム
 1.タイトル 「清水柳E類土器を考える」
 2.主  催 静岡県考古学会・熱海市教育委員会(共催)
 3.開 催 日 平成21年10月24日(土) 10:20〜16:30
 4.会  場 熱海市文化会館(中央公民館)ホール
      413-8550 熱海市中央町1−25 電話:0557−82−1271
 5.参加方法 先着100名(予約不要)
 6.参 加 費 無料(ただし、資料代が別途必要。500〜1000円程度を予定)
 7.日  程 
10:20〜10:30 「趣旨説明」 小崎 晋(沼津市教育委員会)
  10:30〜11:15 「清水柳E類土器の共伴関係と細分」 下島健弘(二友組) 
  11:15〜12:00 「清水柳E類土器と野島式の系統をめぐって−梅ノ木沢遺跡出土資料の分析から−」 笹原千賀子(静岡県埋蔵文化財調査研究所) 
  12:00〜13:00  休憩
13:00〜13:45 「清水柳E類土器の学史的整理」 毒島正明(蓮田市役所) 
  13:45〜14:20 「清水柳E類土器の胎土分析」 池谷信之、原田雄紀、増島 淳(沼津市教育委員会)
  14:20〜14:50  休憩(大越遺跡出土資料の見学)
14:50〜16:30 「意見交換」 司会 池谷信之(沼津市教育委員会)
※全体進行 栗木 崇(熱海市教育委員会)

◇問い合わせ先 
  小崎 晋(静岡県考古学会 東部例会担当)
   職場:055‐952‐0844(沼津市文化財センター) 
   携帯:090-8552-3416
   E‐mail:mususuking@vanilla.ocn.ne.jp

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● 岡崎市美術博物館:
テーマ展「おかざきの考古学 〜身近な遺跡をたずねてみよう〜」
 遺跡は土地に刻まれた歴史とも言えます。その遺跡を発掘調査することは、地中に眠っていた歴史を掘り起こすことであり、掘り出された出土品や記録された情報を整理することによって歴史を組み立てていくのが考古学です。
 本展では、長年の遺跡調査から得られた調査記録や、出土品の整理作業などにより蓄積された考古学の成果をもとに、身近にたずねてみることができる市内の遺跡とその出土品を中心にご紹介します。
会 期:7月18日(土)〜9月6日(日)
★ 講演会
・テーマ:おかざきの考古学
日 時:平成21年7月25日(土)午後2時〜
講 師:荒井信貴(当館副館長)
・テーマ:西三河の最新発掘情報
日 時:平成21年8月22日 [土]午後2時〜
講 師:伊藤基之(安城市教育委員会文化財課)
    鈴木とよ江(西尾市教育委員会文化振興課)
    杉浦裕幸(豊田市教育委員会文化財課)
    山口遥介(岡崎市教育委員会社会教育課)
▼共 通
定 員:70名(先着順)当日午後1時より整理券配布、聴講無料
場 所:当館1Fセミナールーム
http://www.city.okazaki.aichi.jp/museum/bihaku/top.html

Photo

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● 瀬戸蔵ミュージアム
企画展「瀬戸のタイル〜本業敷瓦からタイルへ〜」
期 間:7月11日(土)〜9月27日(日)
http://www.city.seto.aichi.jp/sosiki/setogura/index.html

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● 豊明市:文化財展「桶狭間の戦い-前編-」
 来年には桶狭間の戦い450周年を迎えます。
 文化財展では、今年と来年の2年にわたって「桶狭間の戦い」をテーマにした展示を予定しております。今年については戦いの前にスポットを当てた展示を行います。
 諸説ある桶狭間の戦いを皆さまも一緒に考えてみませんか。
期 間:7月17日(金)〜26日(日)(21日は休館日)
時 間;午前9時〜午後4時
場 所:南部公民館 大会議室
    豊明市前後町善江1737 パルネス2号館4階
入場料:無料(記念品あり)
その他:駐車場がありませんので公共交通機関等でお越しください。
連絡先:豊明市教育委員会生涯学習課 0562-92-8317

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▽ 考古学フォーラム情報BOXに掲載する、東海地方(三重・岐阜・愛知・静岡)の考古学に関する情報を募集しております。展示会・講演会・研究会・出版物・発掘調査・現地説明会の情報など、
NQC10551@nifty.com 宮腰までお送り下さい。
ホームページアドレス  http://a-forum.air-nifty.com/blog/
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