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2009年6月23日 (火)

考古学フォーラム情報BOX282

::: 2009.6.23:::

◆ 展示会・講演会・研究会========
● 替田・弐ノ坪遺跡出土遺物検討会
主 催:三重歴史文化研究会
内 容:三重県津市の替田・弐ノ坪遺跡出土遺物を実見し、ミニ発表を交えながら検討会を行います。
日 時:2009年7月25日(土)・26日(日)
場 所:
 三重県埋蔵文化財センター嬉野分室(515-2316 三重県松阪市嬉野川北町字松本501)
http://www.pref.mie.jp/MAIBUN/HP/work/bunsitu.htm

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スケジュール:
・7月25日(土)
  13:00      開場
  13:15〜13:30  替田・弐ノ坪遺跡概要説明
  13:30〜13:40  見学資料に関する説明
  13:40〜15:10  資料見学
  15:10〜15:20  休憩
  15:20〜15:40  「替田・弐ノ坪遺跡における土器編年について」川崎志乃氏(名古屋大学大学院)
  15:40〜16:10  「朝日式から貝田町式へ、あるいは貝殻描紋土器から櫛描紋土器へ」石黒立人氏(愛知県埋蔵文化財センター)
  16:10〜16:30  後片付け
  18:00〜     松阪駅周辺で懇親会
   ※ご宿泊については、各自でお申し込み下さい。
   ※人数把握の必要がございますので、懇親会に参加されるご予定の方は、できるだけ下記問い合わせ先までご連絡下さい。
・7月26日(日)
  9:00      開場
9:00〜10:00   資料見学
  10:00〜10:10  休憩
  10:10〜11:40  検討会・意見交換
  11:40〜12:00  後片付け・解散

概 要:
見学資料:
1 替田遺跡(第1・2次調査)出土土器・石器
  ・三重県埋蔵文化財センター2008『替田遺跡(第1・2次発掘調査報告)』
2 替田遺跡(第5〜8次調査)出土土器・石器
・三重県埋蔵文化財センター2007『替田遺跡(第5〜8次)発掘調査報告』
3 弐ノ坪遺跡出土土器・石器
  ・三重県埋蔵文化財センター2005『弐ノ坪遺跡発掘調査報告』
  ※次のHPから報告書のPDF版をダウンロードできます。
   http://www.db.pref.mie.jp/MAIBUN/HP/data/asp/kanko.asp
遺跡と見学資料の概要:
 替田遺跡・弐ノ坪遺跡は、津市の安濃川南岸に立地する弥生時代中期前半の遺跡です。著名な納所遺跡とも比較的近い場所に位置しています。大規模な道路工事によって集落のほぼ全容が把握できる程度の発掘がなされ、竪穴住居や居住域を区画する溝や土坑などが検出されています。
 土器資料には土坑・溝などからまとまって出土したものがあり、伊勢湾西岸地域における中期前半の土器の様相を考える上で貴重な資料です。また、中期前半のまとまった資料が少ない中で、広く伊勢湾沿岸地域における当該期の土器編年の併行関係や地域間交流を考える手がかりともなりうる資料と考えられます。
 石器は出土量がそれほど多くないものの、サヌカイト製の石鏃や剥片石器のほか、石小刀や石剣も出土しており、石器の生産・流通を考える上でも参考になるものと思われます。また、石斧類にも両刃石斧のほかに扁平片刃石斧や柱状片刃石斧などがあり、当該期の石器組成についても基礎的な情報を提供しています。

検討会の目的:
 替田・弐ノ坪遺跡の資料を見学していただき、伊勢湾西岸地域における弥生時代中期前半の土器・石器の様相を把握するとともに、当該資料の位置づけや、中期後半への変化などについて他地域の様相との比較を交えつつ検討を行いたいと思います。

お問い合わせ先:
石井 智大(三重県埋蔵文化財センター) 
   e-mail:t-ishii@zad.att.ne.jp
※お問い合わせは基本的にメールにてお願いいたします。
   当日連絡先:090-4569-5961(石井携帯)

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●三河考古学談話会 西三河6月定例会の変更
 来る25日の西三河6月例会ですが、発表者の都合により内容に変更があります。
日 時:6月25日(木) 19:00〜
場 所:安城市埋蔵文化財センター
発 表:嶋田奈緒子(南山大学大学院)「西三河山間部における山茶碗の分布」

連絡先 高橋健太郎 kentaro813@hotmail.com
※学生や民間調査組織の皆様も御参加ください

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NQC10551@nifty.com 宮腰までお送り下さい。
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2009年6月19日 (金)

考古学フォーラム情報BOX281

::: 2009.6.19:::

◆ 展示会・講演会・研究会========
● 三河考古学談話会 西三河6月定例会
日 時:6月25日(木) 19:00〜
場 所:安城市埋蔵文化財センター
発 表:鈴木とよ江(西尾市教育委員会)「岡島遺跡の平成20年度調査」
    嶋田奈緒子(南山大学大学院)「西三河山間部における山茶碗の分布」

連絡先:高橋健太郎 kentaro813@hotmail.com
※学生や民間調査組織の皆様も御参加ください。

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●東海縄文研究会第8回研究会(岐阜県)開催案内
「飛騨地方における縄文時代中期中葉から後葉の諸様相」
日 時:平成21年7月18日(土) 12 時50 分〜
会 場:岐阜県文化財保護センター
主 催:東海縄文研究会(代表 大塚達朗)
趣 旨:岐阜県では美濃と飛騨で地域性が大きく異なる。第4 回研究会では美濃地方西端に位置する旧徳山村の資料について検討をしたため、今回は飛騨地方中央部に位置する赤保木遺跡の中期中葉から後葉の資料を検討し、当該期の飛騨地方の特色や地域性等を追求することを目的とする。
日 程:
11:00〜 受付開始(受付後、資料見学も可能です)
12:50〜 開会、挨拶(大塚達朗:南山大学)
13:00〜13:20 「当該期における飛騨地方の様相」(岩田崇:高山市教育委員会)
13:20〜13:40 「赤保木遺跡の状況(仮題)」(長谷川幸志:岐阜県教育委員会)
13:50〜15:10 資料見学
展示予定資料 赤保木遺跡出土資料(高山市赤保木町)
15:10〜15:40 「信州からの視点(仮題)」(綿田弘実:長野県埋蔵文化財センター)
15:40〜16:10 「飛騨と北陸の串田新」(小島俊彰:金沢美術工芸大学名誉教授)
16:10〜16:40 「東海西部からの視点」(高橋健太郎:豊田市教育委員会)
16:40〜17:00 質疑応答
事務連絡
参加費:500円(資料代等)
・18:00 からJR岐阜駅周辺において、懇親会(5,000 円程度)を予定しています。
(懇親会の参加者は、研究会会場から懇親会会場までの送迎バス有り)
・会場近辺には食堂・コンビニがございませんので、注意願います。
・ゴミやペットボトル等は必ずお持ち帰りください。
申込方法:E-Mail にて下記までお申し込みください。
大石崇史・岩田崇 (E-Mail)hida.joumon@gmail.com
申込期限:平成21年6月30日(火) 先着50名
※1.お名前 2.所属(又は都道府県名) 3.御連絡先(E-Mail) 4.懇親会の参加又は不参加いずれか の4 点をお書きください。お近くの方同士取りまとめてご連絡いただいても結構です。なお、会場の収容能力の都合上、定員に達した場合は、メールにてお断りの連絡をさせていただきます。

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■ 出版案内========
● 田原市教育委員会書籍刊行のご案内
★『田原の文化財ガイド  田原市のはじまり 旧石器・縄文時代のたはら』 
内 容:古くから人々が住み始めた田原。宮西遺跡、吉胡貝塚など有名な遺跡のほか、主な遺跡の最新の成果、当時の人の暮らしぶりなど写真、イラストを使いわかりやすく解説しています。
仕 様:A4版カラー 28ページ 
販売価格:200円 
販売場所:吉胡貝塚資料館 田原市博物館 

★『田原の文化35号』
内 容:田原市六連町の「第一弥栄」における開拓の状況と集落景観(林哲志)・愛知県田原市吉胡貝塚採集の石器—杉田コレクションの検討—(小栗康寛)・「梅人句集」翻刻(山田哲夫)・まつり 太古から今につづく人びとを一つにするもの(藤井忠)
仕 様:A4版白黒 82ページ 
販売価格:800円 
販売場所:田原市博物館 
▼田原市博物館0531-22-1720  http://www.taharamuseum.gr.jp/
▼吉胡貝塚資料館0531-22-8060 http://www.yoshigo.gr.jp/

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2009年6月10日 (水)

考古学フォーラム情報BOX280

::: 2009.6.10:::

◆ 展示会・講演会・研究会========
● 幸田町本光寺宝物館:
特別展「本光寺宝物公開および松平忠雄墓所発掘調査速報展」
会 場:瑞雲山 本光寺 宝物館(額田郡幸田町大字深溝字内山17番地)
開館日:6月6日・7日・12日・13日・14日・18日・19日・20日・21日・22日・26
日・27日・28日
時 間:10時頃〜3時頃
入館料:300円
連絡先:0564-62-1626
 幸田町にある紫陽花寺で有名な本光寺では、昨年に引き続き6月の紫陽花祭りの期間中、宝物館を特別開館しています。
今回は陶磁器類を中心に宝物の一部を展示するとともに、4月・5月に調査をおこなった松平忠雄墓所の出土品の一部を速報展という形で公開いたします。

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■ 出版案内========
● 『三河考古』第20号刊行のお知らせ
 この度、三河考古刊行会では20周年記念号となる第20号を刊行致しました。通常の約2倍のボリュームとなる190ページ、表紙も大きくイメージチェンジしました。
 1冊2,500円での頒布となります。ご希望の方は、下記の郵便振替口座へ送
料とともにご入金ください。確認次第ゆうメールにて発送します。

 郵便振替口座 00810−1−99479
 口座名義    三河考古刊行会
 ※送料 1冊=290円、2冊=340円、3冊=450円、となります。

・お問い合わせ:豊川市桜ヶ丘ミュージアム 須川
  電話0533−85−3775  FAX0533−85−3776
  メール sugawakti@city.toyokawa.lg.jp

★ 三河考古第20号  目次
旧石器時代・縄文時代
 三河地域における二側縁加工ナイフ形石器についての一考察  神取 龍生
 宮西遺跡(田原市大久保町宮西)
  −木葉形尖頭器・有舌尖頭器を出土する巨大遺跡群−   増山 禎之
 渥美半島における野田・大久保町採集の石器
  −長代向山遺跡・黒河遺跡・佐藤遺跡−   小栗 康寛
 豊橋市大西貝塚出土の縄文時代晩期の製塩土器に関する検討   贄 元洋
 浜松市蜆塚遺跡出土土偶の再検討   伊藤 正人
 長代向山遺跡の採集遺物   高橋 秀光
弥生時代・古墳時代
 豊田市東枝下遺跡採集の打製短剣   平井 義敏
 甲山1号墳の再検討 −三河国最大級の前方後円墳か−   北村 和宏
 内田貝塚出土の紡錘車形石製品について   西松賢一郎
古代・中世
 古代の窯造りと焼成実験報告 −猿投窯の灰釉陶器窯について−  嘉見 俊宏
 弓張山脈における古代山林修行の様相   石川 智江
 新城市上吉田の見晴山経塚について  野澤 則幸
 財賀寺旧境内の調査 −三河における山寺の研究I−   岩原 剛・野澤 則幸・中島 啓太
近世〜
 三河白とその周辺(1) −三河白採掘地の現況−  菊池 直哉・野澤 則幸
 吉胡貝塚おける人骨の取上げの一事例  高橋 佳子

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2009年6月 3日 (水)

考古学フォーラム情報BOX279

::: 2009.6.3:::

◆ 展示会・講演会・研究会========
● 豊橋市美術博物館:
小企画展「豊橋の仏典」
 豊橋市内に残る中世・近世の仏典を紹介します。みどころは、道元の真筆・正法眼蔵と、石巻神社大般若経です。
会 期:平成21年5月26日(火)〜6月21日(日)
会 場:豊橋市美術博物館 2階第2・第3展示室
    ※豊橋市今橋町3−1 0532−51−2882
おもな展示品
・正法眼蔵 道元・懐奘筆(国重文) 鎌倉時代 全久院蔵
・宝慶記 懐奘筆(国重文) 鎌倉時代 全久院蔵
・羅漢供養式稿本残巻(国重文) 鎌倉時代 全久院蔵
・観音経 熊野本宮将軍家奉加四部内(市指定) 平安〜鎌倉時代 東観音寺蔵
・大般若経(市指定) 応永元年(1394)ほか 石巻神社蔵
・小笠原家奉納教典(市指定) 江戸時代 臨済寺蔵
・観音経 池田綱政筆(市指定) 江戸時代 大岩寺蔵
・黄金灯籠 池田家奉納(市指定) 江戸時代 大岩寺蔵

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● 愛知県陶磁資料館:
企画展「美は掌中に在り 美在掌中 中国の小さなやきもの」
会 期:6月6日(土)〜7月26日(日)
 中国では古来、陶磁器でさまざまな器物のミニチュアや小形の容器が作られてきました。この展覧会では、新石器時代から清時代にわたる各時代の、手の平にのるような小さなやきものを紹介し、そのマニアックな美の世界を探ります。
★関連イベントのお知らせ   
・記念講演会 (愛知県陶磁資料館・友の会共催)
 「中国国宝の美の世界」
 日 時:6月6日(日)午後1時30分から午後3時     本館地下1階 講堂
 講 師:小野公久氏 (元・朝日新聞社文化事業部企画委員、日本陶磁協会萩支部長)
  ※参加費無料・申込不要    
・学術シンポジウム 「東アジアの陶磁の道を探る−日中韓の技術交流−」
 日 時:7月4日(土)午後1時30分から午後4時
        5日(日)午前10時から午後4時    
 場 所:本館地下1階 講堂
  ※参加費無料(但し資料代1000円)・申込不要
http://www.pref.aichi.jp/touji/

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