考古学フォーラム情報BOX236
::: 2008.5.27:::
★ 発掘調査========
● 岐阜市:信長居館発掘調査
金華山山麓の岐阜公園は織田信長公が館を構えた地として知られています。ルイス・フロイスが「宮殿」と称して紹介している居館について、昨年度から本格的に発掘調査を開始しましたが、庭園の可能性のある石敷きや建物の礎石が見つかるなど、信長公居館跡を知る上で大きな成果を得ることができました。
今年度は調査区を5地区22箇所と大幅に増やして信長居館の全体像を明らかにしていきます。
発掘調査は一般公開とし、見学者の方々にごらんいただきます。 現地の発掘案内所での展示のほか、発掘調査ブログ・メールマガジン等で情報発信いたします。
期 間:平成20年5月19日〜平成21年3月中旬(予定)
調査時間 9:00〜16:00 ※雨天時は調査休み
夏休み期間中は土・日も調査を実施・公開を行います
公式ブログ:
http://www.nobunaga-kyokan.jp/blog/
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◆ 展示会・講演会・研究会========
● 東海縄文研究会第6回研究会
「静岡の貝塚を訪ねる」
第6回東海縄文研究会では、磐田市西貝塚と浜松市蜆塚遺跡を取り上げます。この2つの貝塚は遠州灘から貫入した汽水域に立地し、その形成開始時期が後期中葉前後にあるという共通する特徴があります。しかし縄文海進時には既に存在していたと考えられるこの2つの「水域」ではなぜか、早期〜前期に大規模な貝塚が形成されることはありませんでした。こうした点は、日本考古学協会愛知大会シンポジウムの対象となる渥美半島の諸貝塚を検討する上でも有効な視点となるものと考えられます。
磐田市埋蔵文化財センターでは、西貝塚の昭和年調査資料の一部と、その後に磐田市教育委員会によって数回にわたって行われた調査資料を見学します。浜松市立博物館では、向坂鋼二先生による蜆塚貝塚第1次〜第4次調査の状況や当時の問題意識などについての講演があり、その後、昭和年に行われた第5次・6次調査資料も含めた見学を予定しています。
日 時:2008年6月22日(日曜日)
会 場:
磐田市埋蔵文化財文化財センター(午前)
浜松市博物館(午後)
9時30分〜 受付開始
10時00分〜10時15分開会挨拶(大塚達朗代表)
主旨説明(池谷信之)
西貝塚資料見学10時15分〜11時00分
11時00分〜11時30分意見交換・質問
・・・・・・・・・・・浜松市博物館へ各自移動(昼食)・・・・・・・・・・・
講 演:向坂鋼二「蜆塚貝塚の調査と私」13時30分〜14時30分
蜆塚貝塚出土資料見学14時30分〜15時30分
蜆塚遺跡見学15時30分〜16時15分
17時00分〜19時00分浜松駅前に移動して懇親会
※事前受付の必要はありません。当日直接会場へお越しください。
磐田市埋蔵文化財文化財センター
438-0086 磐田市見付3678-1 ℡ 0538-32-9699
<アクセス>
JR磐田駅前バスターミナル1番のりば
遠鉄バス「二俣山東行き」乗車、『図書館前』下車徒歩1分(150円)
磐田駅9:50 —9:56 図書館前
磐田市埋蔵文化財センターから浜松市博物館へ
図書館前11:31 —11:40 磐田駅(遠州鉄道バス:磐田駅行き)
(JR東海導線運賃=230円)
磐田—浜松
11:41 —11:52
12:01 —12:13
12:20 —12:32
浜松市博物館
432-8018 浜松市中区蜆塚4丁目22-1
℡ 053-456-2208
<アクセス>
JR浜松駅北口バスターミナル2番ポールから
遠鉄バス「蜆塚・佐鳴台」方面行乗車約15分—「博物館」下車徒歩1分(200円)
浜松駅博物館
12:11 —12:22
12:29 —12:40
12:43 —12:54
12:55 —13:06
13:11 —13:22
連絡先:
410-2123静岡県伊豆の国市四日町92-1
TEL FAX 055-949-6334 ikeoska@ka.tnc.ne.jp
池谷信之
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● 三河の山林・山岳寺院検討会定例会
今回は袋井市教委の松井一明さんのご案内で、北遠(遠江北部)の山寺を検討します。
実施日:平成20年6月14日(土)
集合場所:遠鉄「浜北」駅前 午前10時集合
※豊橋以東の方は、岩原が車を出しますのでAM8:45に豊橋駅西口のエスカレーター下に集合してください。
行き先:
・ 光明山(浜松市天竜区)
「光明山信仰は著名な遠州地方の山岳宗教史研究家である山本義孝氏によると、鎌倉・室町時代の房跡と二箇所の墓地群が確認されたという。この地は遠江国一の宮小国神社の神体山である本宮山の西麓にある、八世紀後半ころには存在した遠江国分寺の山房で、遠州最大規模の岩室寺を起点とした真言・天台の密教寺院に 止住する修験者が集まり峰入り修行する場、一国の霊山を結ぶ国の峰の西回りの最初の霊山であり、以下天竜川を渡り、観音山・三岳山・竜ケ岩山・富幕山を経て三河の普門寺へ降るコースにあたる。このコースは鎌倉初期には成立していた。(某HPより)」
・春埜山大光寺(浜松市春野町)
養老2年に僧行基によって開されたと伝えられ、標高833mの春埜山山頂近くにある。境内には樹齢1,200年余と言われる杉の大木(県指定天然記念物)がある。「春ひらきし山を春埜山、秋ひらきし山を秋葉山と称す」と伝えられるように、秋葉山や光明山とともに北遠三霊山の一つに数えられている。
その他:
・参加希望者は全員岩原までメール願います。また、雨天中止の可能性がありますので、その場合の連絡先を併記してください(中止の場合は、午前7時前後にご連絡します)。豊橋駅から乗車を希望されるかたは、そのむねも必ずお伝え下さい。
・両山とも高山のため、この時期ですが見学は充分可能です。なお、現地へは車で直接アクセスできます。
・今回をもって、今シーズンの山行は終了です。
・現地見学の終了後、今後の活動について相談する時間を設けます。みなさまの忌憚ないご意見をご期待申し上げます。
連絡先:
岩原 剛 gonao773@ybb.ne.jp
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▽ 考古学フォーラム情報BOXに掲載する、東海地方(三重・岐阜・愛知・静岡)の考古学に関する情報を募集しております。展示会・講演会・研究会・出版物・発掘調査・現地説明会の情報など、
NQC10551@nifty.com 宮腰までお送り下さい。
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