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2008年4月28日 (月)

考古学フォーラム情報BOX234

::: 2008.4.28:::

◆ 展示会・講演会・研究会========
● 三河考古学談話会平成20年度総会・講演会のお知らせ
期 日:平成20年5月10日(土)
日 程:13:30〜14:30 総会(関係者の方のみ)
    15:00〜16:30 講演会(14:30より受付)
会 場:岡崎市コミュニティサテライトオフィス(松坂屋岡崎店6F)
講演会について
講 師:稲垣晋也氏(元奈良国立博物館学芸課長・前高浜市やきものの里かわら美術館館長)
タイトル:「三河と私の考古遍歴」
※稲垣氏は南山大学人類学科に勤務。昭和20年代に渥美半島の「伊川津貝塚」「保美貝塚」「吉胡貝塚」の調査に参加する。
 昭和32年から62年まで奈良国立博物館に勤務。現岡崎市矢作町出身の石田茂作氏に師事。主に飛鳥・斑鳩での古代寺院の発掘調査に携わり、仏教考古学の第一人者となる。
 三河では岡崎市の北野廃寺、豊川市の三河国分尼寺の発掘調査に携わり、当地の古代寺院研究に先駆を着ける。 
定 員:100名(当日先着順受付)
参加費:無料
問合せ:090−4858−5011(平松)まで
その他:講演会終了後、岡崎市内にて懇親会を予定しています。

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● 三河考古学談話会(東三河部会)平成20年度5月定例会のお知らせ
日 時:平成20年5月8日(木) 19:30〜
場 所:豊川市埋蔵文化財事務所
内 容:
・報告 19:30〜20:00
「六光寺遺跡の発掘調査について」
 平松弘孝(豊川市教育委員会)
 平成19年10月から平成20年3月に豊川市教育委員会が実施した六光寺遺跡の発掘調査の概要を紹介します。7世紀代を中心とした竪穴建物15棟、掘立柱建物2棟などが検出されました。
・研究発表 20:10〜20:50
「三河の無袖式石室について」
 岩原剛(豊橋市美術博物館)
  無袖式石室を再検討し、その系譜について新たな視点で提言を行います。
・連絡事項 21:10〜21:30
  各種事務連絡、報告、案内など

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● 第10回名古屋東アジア史研究会
日 時:2008年5月9日(金)18時30分より
場 所:南山大学第一研究棟4階 エレベーターホール右奥の会議室
発表者:藤井康隆氏
内 容:中国魏晋南北朝磚室墓の世界
問い合わせ先:
 名古屋市天白区御前場町351
  名古屋市立しまだ小学校 木村光一 052-802-2821

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● 松阪市文化財センター はにわ館
企画展:「松阪市内の弥生時代-米 come こめ-」
会 期:平成20年4月19日(土)〜6月15日(日)
 松阪市内の弥生時代前期から弥生時代後期初頭までの遺物の展示を行います。
 今回の展示では中ノ庄遺跡の前期土器や木葉文などの遺物を展示とともに午前坊遺跡や湧早崎遺跡、川原表B遺跡など、今まであまり展示されていなかった遺物を一同に展示をしております。
 川原表B遺跡は三重県における弥生時代後期初頭の土器の様相を見ることが出来ます。
http://www.city.matsusaka.mie.jp/bunka/shisetsu/haniwakan/kaikan.html

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● 本巣市 古墳と柿の館
「赤彩古墳の館」春の特別開館
開 館 日:平成20年5月3日(土)〜平成20年5月6日(火)
開館時間:午前9時〜午後4時
 船来山272号墳の赤彩古墳石室を特別公開します。岐阜県内では5例しか出土例が無く、そのうち3例が船来山古墳群です。
企画展「席田廃寺の謎 本巣市の古代寺院」
 船来山周辺には古墳時代の遺跡だけでなく、古代寺院が分布するといわれ、歴史深い地域といわれています。分布調査によって得られた最新の成果も交えて紹介します。
開 館 日:平成20年5月3日(土)〜平成20年6月1日(日)
 ※終了日が「赤彩古墳の館」春の特別開館とは異なります。
開館時間: 午前9時〜午後4時
★ 歴史文化探訪セミナー(事前申込必要)
日 時:平成20年5月17日(土) 午後2時から3時間程度
講 師:八賀 晋 氏(三重大学名誉教授)
テーマ:「席田廃寺をめぐって」
 席田廃寺は席田郡にあった古代寺院といわれていますが、実態はよくわかっていません。
 この古代寺院をめぐる謎と、古代の本巣市について解説していただき現地をめぐります。
申込先:
申込みは5月15日(木)までに本巣市教育委員会社会教育課へ(当日申込不可)
電話 058-323-7764 電話での受付のみとなります。
http://www.city.motosu.lg.jp/info/001757.html

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● 南山大学人類学博物館オープンリサーチセンター
弥生部会公開研究会 農耕社会の多角的研究3
「社会の階層化・複雑化」
趣 旨:
 オープンリサーチセンター弥生部会では、昨年度より、民族考古学と共同して、農耕社会の多角的研究と題した研究会を開催してきた。昨年度は、「生業」と「生産・流通」を扱ったが、今年度は「社会の階層化・複雑化」とテーマとして、研究会を実施する。
 これまで扱ったこれら3つのテーマは、相互に関連している。多様な生業は、集団間の交換・交流と表裏一体をなし、その過程で分業化や富の集積が起ることで社会の複雑化を促進する。このような観点から言えば、今回の研究テーマは、3つのプロセスの最終段階に位置づけられる。
 今回の研究会においても、考古学の研究者と民族考古学の研究者が交互に発表し、意見交換をすることで、過去を再構成するにあたって、多様な復元の可能性を求めたい。
日 時:2008年5月18日(日)10:30〜18:00 
場 所:南山大学名古屋キャンパスB47教室
スケジュール:
 10:00 受付
 10:30 開会
       趣旨説明               黒沢浩(南山大学)
 10:35 基調報告  弥生社会複雑化のベクトル 若林邦彦(同志社大学)
 11:35 基調報告に対するコメント       後藤 明(南山大学)
12:00 昼休み
13:00 報告1   木製品からみた社会の複雑化・階層化   
                  樋上 昇(愛知県埋蔵文化財センター)
 13:30 報告2   オセアニアの交易などからみた社会階層化  
                   石村智(奈良文化財研究所)
 14:00 報告3   3世紀の倭        黒沢浩(南山大学)
 14:30 報告4   台湾の墓から見た社会  角南総一郎(元興寺文化財研究所)
 15:00 休憩
 15:10 報告5   アンデスにおける王権の形成(仮題) 渡部森哉(南山大学)
 15:40 報告6   アフリカの職業分化からみた社会  金子守恵(京都大学)
 16:10 金子報告に対するコメント   大西秀之(同志社女子大学) 
 16:30 休憩
 16:40 全体討議
 18:00 終了

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▽ 考古学フォーラム情報BOXに掲載する、東海地方(三重・岐阜・愛知・静岡)の考古学に関する情報を募集しております。展示会・講演会・研究会・出版物・発掘調査・現地説明会の情報など、
NQC10551@nifty.com 宮腰までお送り下さい。
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2008年4月20日 (日)

考古学フォーラム情報BOX233

::: 2008.4.20:::

◆ 展示会・講演会・研究会========
● 三河の山林・山岳寺院検討会 4月例会
 今回は、小牧市教育委員会の中嶋隆さんのご案内で、国史跡・大山廃寺跡を検討します。日 時:平成20年4月27日(日)
集 合:
電車のかた−JR春日井駅北口を出たところに、午後1時集合
 車のかた−小牧市温水プール東側、環境センター先の駐車場に午後1時30分集合
集合場所地図:http://a-forum.air-nifty.com/blog/
行程:1:30集合−大山廃寺見学〜3:00−移動−出土遺物検討〜4:30−解散
大山廃寺跡の概要:
 国指定された白鳳〜奈良時代の塔跡で著名な大山廃寺跡は、「大山寺」として中世に最盛期を迎えたと言われており、発掘調査でもそれを裏付ける多数の遺構が確認されました。山内には平場群が現存し、尾張を代表する山寺です。
詳細はこちら→http://www.komaki-aic.ed.jp/bunka/ooyahaij.htm
その他:
 電車利用のかたは、岩原が春日井駅まで迎えに上がりますので、メールにて意思表示をお願いします。また、東三河以東の参加希望者は、豊橋から岩原の車に乗車出来ますので、その場合も意思表示ください。
 岩原 剛  gonao773@ybb.ne.jp

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● 「塩の会in愛知」のお知らせ
 全国の製塩土器を見て、美味しいものを食べる「塩の会」を、今年は愛知県で開催します。各地の製塩土器研究者(といってもみんな余技のようなものですが)が集まり、実際に資料を手にとって弥生・古墳時代、律令期の塩生産、地域間交流などについて、語り合うことになります。普段は製塩土器などおよそ興味の無い人も、愛知県下の製塩土器を一気に見ることができるまたとない機会かと思います。
 この機会に是非地元の方の参加をお待ちしています。
日程はおよそ下記のとおり。
5月31日(土)12時に豊橋駅西口集合→渥美半島→篠島(伊勢神宮領)へ渡って宿泊
6月1日(日)知多半島上陸→南知多町→東海市 16時解散 というスケジュールです。
 弥生中期の焼塩土器?、古墳時代の脚台式、円筒脚・棒脚の知多式、律令期の焼塩土器
美濃式製塩土器など盛りだくさんです。ぜひ大勢の方に見ていただいて、ご意見をいただければと思います。
 また、今回の塩の会は、今年度で退職される東海市立松さんのお疲れさま会も兼ねています。
※車の台数と宿泊人数を把握したいと思いますので、5月11日(日)までに下記事項を記入して森までご連絡ください。
氏名・男女の別
所属
豊橋までの交通手段(電車か車か)
宿泊の有無
途中から参加、途中で離脱の人はその旨お知らせください
連絡先:
470-0335 豊田市青木町5-127-5
森 泰通
irom@d9.dion.ne.jp

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● 愛知県陶磁資料館
開館30周年記念特別企画展
「窯変の美 −鎌倉・室町の名陶−人と炎が生み出した偶然の美」
 鎌倉時代・室町時代−中世−は、現代まで生産を続ける窯業地が日本列島各地に成立しました。これらの製品は高火度で焼成されたもので、焼成中に窯の中で偶然生じた器肌や釉の変化−「窯変」の美が認められます。
 本展では東海地方の渥美・常滑・瀬戸をはじめ、珠洲・越前・信楽・丹波・備前などの中世諸窯の名陶を一堂に会し、中世陶器の美の世界を概観します。
期 間:2008年4月5日(土)〜6月1日(日)
場 所:本館 第1・2展示室
★記念講演会
日 時:4月26日(土)午後1時30分〜午後4時
会 場:当館 本館 講堂
講 師:演題:須田 寛氏(JR東海相談役)
「産業文化財の活用と展望」(仮題)
加藤清之(陶芸作家)
「中世陶器の魅力」(仮題)
※事前申込不要・聴講無料
★連続講座「六古窯を語るI・II」
日 時:5月11日(日)・18日(日)
各回ともに午後1時30分〜3時
会 場:当館 本館 講堂
講 師:井上喜久男(当館学芸課長)
※事前申込不要・聴講無料
http://www.pref.aichi.jp/touji/

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2008年4月13日 (日)

考古学フォーラム情報BOX232

::: 2008.4.13:::

◆ 展示会・講演会・研究会========
● 三河考古学談話会 西三河部会 4月定例会
日 時:4月17日(木) 午後7時〜
場 所:安城市埋蔵文化財センター
内 容:
・平成20年度 三河考古学談話会西三河部会年間計画の検討
・報 告  吉良町教育委員会 三田敦司 
     「寄名山遺跡の平安時代土師器甕・鍋について —発掘調査報告書から—」
寄名山遺跡:平成17年度に吉良町教育委員会が発掘調査を実施し、9〜10世紀を中心とする集落遺跡。灰釉陶器・土師器などが多数出土。成20年3月に刊行された報告書内容より、三河型甕・鍋の分類と変遷、胎土分析の成果(幡豆山塊産の断層粘土使用の可能性)などを紹介します。

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● みのかも文化の森 美濃加茂市民ニュージアム
「土に残る記憶VI—中世びとの世界−」
 今回の企画展では、美濃加茂市域でも出土品が隆盛となる「中世」(特に11〜15世紀)といわれる時代に注目します。この時代の様子や人々がどのように暮らしていたかについて考える機会となるよう、岐阜県の資料を中心に紹介します。
 また、学校の学習活動とも連携し、出土品などを手でさわったり、学ぶことのできるコーナーや体験講座、児童生徒が地域の考古学調査をすすめられるような研究方法なども紹介します。
期 間:2008年4月26日(土曜日)〜6月8日(日曜日)
★ミュージアムフォーラム
内 容:「文字資料からみる中世びとの生活」
講 師:清田善樹 氏(岐阜聖徳学園大学教授)
日 時:5月11日(日曜日) 13:30〜15:30
参加料:無料 定員42名
会 場:みのかも文化の森 研修室
http://www.forest.minokamo.gifu.jp/index.html

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● 海津市歴史民俗資料館
常設展示リニューアル記念特別展
「縄文人 海と出会う −海津と知多半島の貝塚−」
期 間:平成20年4月22日(火)〜5月11日(日)
場 所:海津市歴史民俗資料館 1階特別展示室
★特別展記念講演会
「縄文の宝庫・貝塚」
講 師:渡辺 誠氏(史学博士)・名古屋大学名誉教授・日本考古学協会副会長
日 時:平成20年4月29日(火・祝) 午後1時30分より
場 所:海津市歴史民俗資料館 2階学習室
問い合わせ:海津市歴史民俗資料館_TEL 0584-53-3232
http://www.city.kaizu.lg.jp/syogaigaikusyu/rekimin/rekimin.jsp

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● 斎宮歴史博物館
企画展「モノ・語る・みえ パート1」
 土器や埴輪などの「モノ」、古くから伝わる本などの「モノ」を通じて、三重の歴史を紹介します。Part1の今回は、旧石器時代から鎌倉時代までを取り上げます。
期 間:平成20年4月15日(火曜日)から5月6日(月曜日)まで
場 所:斎宮歴史博物館 特別展示室
120万年前 いなべ市藤原町発見 アケボノゾウ臼歯化石
縄文時代 粥見井尻遺跡(松阪市)出土 土偶など
弥生時代 納所遺跡(津市)出土 弥生土器、石包丁など
古墳時代 石薬師古墳(鈴鹿市)出土 馬形埴輪(県指定文化財)など
平安時代 雲出島貫遺跡(津市)出土 白磁小皿、鏡など(県指定文化財)
考古資料を中心に、『日本書紀』版本なども含めた200点以上の資料を展示
http://www.pref.mie.jp/SAIKU/HP/index.htm


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