::: 2007.11.19:::
◆ 展示会・講演会・研究会========
● 三河考古学談話会西三河定例会のご案内
日 時:平成19年11月22日(木)午後7時〜 ※年間計画の15日から変更しましたご注意ください
場 所:豊田市旧図書館(豊田市郷土資料館北向)1F
テーマ:「丸根遺跡について」
内 容:丸根遺跡は、野見遺跡として知られ、昭和27年に豊田市最初の発掘調査がなされた遺跡です。平成元年に圃場整備に伴い発掘調査が実施され、今年度末に報告書として刊行されます。
成果としては、縄文時代前半(元刈谷式後半〜桜井式期)の竪穴住居跡1軒と、甕棺3基が出土しております。これに伴って、土器・石器・土製品・石製品も出土しています。これら資料の概略を説明するとともに、実際に遺物を見学していただき様々ご教示いただければと思っております。
発 表:長田友也(豊田市遺跡調査会)
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● 三河の山林・山岳寺院検討会2007検討会のお知らせ
今回は三河を離れ、松井一明さん(袋井市教育委員会)のご案内で、静岡県の山林・山岳寺院を見学します。
今回は、行程の都合で遺物見学はありませんが、近年、山寺調査で注目される静岡県だけに、新たな知見を得ることができるでしょう。
日 時:平成19年12月15日(土)
集合場所:
車の方 静岡県磐田市(旧豊田町) アミューズ豊田 北駐車場 午前9:30集合
※アミューズ豊田http://www.city.iwata.shizuoka.jp/guide/320.html
電車の方 東海道本線 豊田町駅北口 午前9:15集合
※東海道線上り9:01浜松駅発(三島行き)→9:09豊田町駅着
内 容:磐田市岩室廃寺-袋井市油山寺-島田市智満寺-時間があればその他
・岩室廃寺:
山中に塔跡(心礎)、平場、岩、礎石建物跡、中世墓などが広域に分布しますが、その全容は明らかにされていません。遠江国分寺系の平瓦をはじめ、須恵器、灰釉陶器、山茶碗が採集されています。なお、塔跡は主要伽藍と考えられる付近のほかに、やや離れた山の尾根上に2基確認されています。
・油山寺(ゆさんじ):
奈良時代に創建されたと伝えられ、境内からは遠江国分寺系瓦が採集されています。尾根上に本堂や三重塔など主要伽藍が並び、尾根下の谷沿いに坊院跡と考えられる平場があります。建物は掛川城二ノ丸門だった山門、三重塔が重要文化財に指定されています。
・智満寺(ちまんじ):
千葉山智満寺。奈良時代の創建と伝えられ、平安中期以降、修験の霊場として栄えました。100カ所ほどの塔頭が存在したと伝わりますが、現地では充分な確認が行われていません。現存する建造物群は国・県指定文化財です。このほか、中世の庭園遺構が現存しています。
・その他
電車利用の方は、岩原までメールにてご一報下さい。
岩原 剛 gonao773@ybb.ne.jp
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● 島田市:地方自治法施行60周年記念事業文化財を活かしたまちづくりシンポジウム
「風林火山の世界をたずねて」-武田流築城術の傑作 諏訪原城-
今回のシンポジウムでは、国指定史跡諏訪原城跡の歴史や特徴を、分かりやすく解説します。また、諏訪原城を活かしたまちづくりについてのパネルディスカッションも行います。
と き:平成19年12月9日(日) 午後1時20分〜
ところ:島田市金谷公民館「みんくる」2階 大会議室
※ホワイエでは、発掘調査の写真パネル展示も行います。(12月9日〜13日)
シンポジウムの内容:
・記念講演 小和田哲男(静岡大学教授)「勘助流築城術に見る諏訪原城」
・基調講演 三浦正幸(広島大学大学院教授)「日本の城のお手本となった諏訪原城」
・パネルディスカッション 「山城を活かしたまちづくり-その事例-」
コーディネーター 加藤理文、パネリスト 小和田哲男、三浦正幸、中井均、松田宏ほか
参加費:無料
定 員:300人
申込み:住所・氏名・年齢と「諏訪原城跡シンポジウム」参加希望と明記の上、往復はがきかEメールで博物館文化財係までお申し込みください。
締め切り:11月30日(金)必着
427-0037 島田市河原一丁目5−50 島田市博物館 文化財係
http://www.city.shimada.shizuoka.jp/hakubutu/hakubutukanannai/hakubutu-moyooi/haku-bun-suwagarajyosinpo.jsp
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● 豊田市郷土資料館
「縄文の工芸美-田中順三氏寄贈資料から-」
平成10年、埼玉県飯能市在住の詩人田中順三氏より当館へ、280点の考古資料が寄贈されました。このコレクションには縄文土器の優品が数多く存在しており、出土地が明らかなものが多い点でも大変貴重なものとして知られています。
期 間:平成19年11月17日(土)〜平成20年1月14日(祝)
http://www.toyota-rekihaku.com/
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● 瀬戸市美術館
「窯跡出土の近代陶磁-瀬戸・美濃窯の近代1-」
期 間:平成19年12月1日(土)〜平成20年2月3日(日)
★記念講演会
日 時:平成19年12月8日(土) 午後1時30分〜3時
場 所:瀬戸市文化センター31会議室
内 容:「日本陶芸とやきもの-美術・工芸・工業-」
講 師:外舘和子(美術史家、茨城県つくば美術館主任学芸員)
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● 本多静雄のまなざしー新たな美を見出したエンジニア
・愛知県陶磁資料館
生誕110年記念企画展「幻の壺−本多静雄コレクションの古陶磁−」
本多静雄氏(1898−1999)は愛知県上郷村(現・豊田市)出身で実業家として活躍した一方、日本有数の陶磁研究家・収集家としても知られています。本展では本多氏から当館へ寄贈された猿投・瀬戸や渥美・常滑、陶邑を中心とする古陶磁コレクションを紹介します。なお、豊田市民芸館・豊田市中央図書館・瀬戸蔵ミュージアムでは、同氏寄贈の民芸品、各種史料や近代印判染付を紹介する関連企画展を同時期に開催し、同氏ゆかりの4館によって本多コレクションの世界を概観します。
期 間:2007年12月1日(土)〜2008年2月11日(月)
場 所:本館 第1・第2展示室
http://www.pref.aichi.jp/touji/

・豊田市民芸館
「本多静雄コレクションの民芸品」
期 間:平成19年12月8日(土)〜平成20年2月24日(日)
http://www.mingeikan.toyota.aichi.jp/kikaku/index.html
・瀬戸蔵ミュージアム
「本多静雄コレクションの印判染付」
期 間:平成19年12月15日(土)〜平成20年3月9日(日)
・豊田市中央図書館
「本多静雄と本多秋五-陶芸と文学の世界-」
期 間:平成19年12月15日(土)〜平成20年1月31日(木)
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● 愛知県陶磁資料館
秋季特別企画展「煎茶陶芸の美と伝統−人間国宝 三代 山田常山への道−」
同時開催「煎茶陶芸の今」展
日 時:2007年11月25日(日)まで開催(休館日:月曜日)、9時半〜16時半
内 容:日本における煎茶文化は、江戸時代に伝わり今日に至っています。本展は、急須の祖形ともいえる中国・宜興窯の作品から、歴史的な展開に沿って日本各地で焼かれた急須を始めとする煎茶具を紹介すると共に、愛知県唯一の人間国宝であった故三代山田常山に至る急須作りの歴史をたどるものです。
また、現在の常滑をはじめとして、日本各地で取り組まれている煎茶器制作を全国的な視野から再認識するために、現代の陶磁器煎茶具を紹介する「煎茶陶芸の今」展を同時開催いたします。
くわしくはこちら http://www.pref.aichi.jp/touji/
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