考古学フォーラム情報BOX169
::: 2006.8.3 :::
◆ 展示会・講演会・研究会========
● 「山寺サミットin 下呂」開催要項
開催目的:
朝倉氏一乗谷遺跡や草戸千軒町遺跡、さらには東海地方の窯跡など、生産・消費遺跡を中心とした近年の中世考古学の進展は目覚しいものがあるが、人々の精神生活の拠り所であった寺院跡の考古学的研究は、まだその緒についたところと言わざるを得ない。下呂市教育委員会では、平成15年度から遺跡の範囲確認を目的として、岐阜県指定史跡、鳳慈尾山大威徳寺跡の調査を実施してきたが、山中に建てられた寺院の様相がしだいに明らかになってくるにつれ、その実態や歴史的背景の解明とともに、今後の保護・保存が課題となってきた。大威徳寺と同様に、山中に展開する寺院の調査例が全国的にも増加し、その成果が蓄積されつつある中、発掘などの調査が行われ、注目すべき成果を上げている寺院跡を取り上げ、その成立の背景やあり方を検討し、中世山岳寺院の様相を検証するとともに、今後の保護・保存のあり方を模索することを目的に、シンポジウムを企画することとした。
主 催:下呂市・下呂市教育委員会
会 期:平成18年8月26日(土)・27日(日)
日 程:
第1日目〔8月26日(土)〕 会場:大威徳寺跡発掘調査現場
12:00〜 B&G海洋センターより、送迎開始
13:00〜15:00 現地公開
17:00〜19:00 レセプション(於:ホテルパストール)
9:00〜17:00 遺物展示・景観シミュレーション上映(於:下呂ふるさと歴史記念館)
第2日目〔8月27日(日)〕 会場:JAひだエーピック
8:30〜 受付開始
9:00〜 9:15 開会挨拶・講師紹介
9:15〜10:15 基調講演 講師:名古屋市立大学大学院 教授 吉田一彦氏
「日本仏教史における山岳寺院の意義」
10:30〜11:15 大威徳寺報告「大威徳寺跡の調査について」
下呂市教育委員会 堀正人
11:15〜12:00 事例報告⑴ 「豫州奈良山等妙寺について」
鬼北町教育委員会 出渕公造氏
12:00〜13:00 昼食
13:00〜13:45 事例報告⑵ 「国指定史跡石動山の保存の取り組みについて」
中能登町教育委員会 山本一伸氏
14:00〜15:20 討論・質疑応答
15:30 閉会・解散
9:00〜17:00 遺物展示・景観シミュレーション上映(於:下呂ふるさと歴史記念館)
参加費等:
・現地公開・シンポジウム 参加費無料
・レセプション(交流会)参加費 6,000円
・シンポジウム弁当代(必要な方のみ)1,000円
・宿泊費(必要な方のみ) 10,000円
申込方法 :8月16日(水)までに電話、メールなどにて、下記事務局までお知らせください。
問合せ先:山寺サミットin下呂温泉事務局
509-2202 岐阜県下呂市森801番地10 下呂市民会館内
TEL0576-25-2252 FAX0576-25-3010 E-mail:syakaikyouiku@city.gero.lg.jp
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
● 四日市市遺跡発掘展
会 期:7月19日(水)〜8月27日(日)(月曜休館)
会 場:四日市市立博物館 1階エントランスホール
内 容:久留倍官衙遺跡(大矢知)、貝野遺跡(東坂部町)、古里遺跡(日永西)、北中寺遺跡(石塚町)など平成17年度の出土品やパネル等65点の展示。
| 固定リンク
コメント