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2006年5月31日 (水)

考古学フォーラム情報BOX161

∬∬∬∬∬∬∬ 考古学フォーラム情報BOX161 ∬∬∬∬∬∬∬
∬∬∬∬∬∬∬       2006. 5. 31   ∬∬∬∬∬∬∬


◆ 展示会・講演会・研究会========
● 静岡県考古学会平成18年度西部月例会(6月)
「森町円田丘陵の古墳群(文殊堂古墳群・宇藤蓮台古墳群・林古墳群)遺物検討会」
 径20m以下の円墳で構成された古墳群、古墳時代中期中葉〜後半の15基と後期後半以降の5基が調査されています。短甲や武器類を主とする副葬遺物群、さらに供献土器群についても古墳群全体をとおして探求できる重要な資料になると考えております。現在、整理作業中ですが、県内外の方々に出土遺物を実見していただき、様々なご意見をいただければと考えております。
日 時:2006年6月24日(土) 13:30〜16:30
内 容:古墳群および出土遺物の概要についての説明(田村隆太郎)
    出土遺物の見学・検討会
場 所:財団法人静岡県埋蔵文化財調査研究所 袋井整理事務所(担当:田村)
 437-0056 静岡県袋井市小山1715-1 電話 0538-41-0010 FAX 0538-41-0020
 東名高速の南側側道沿い、大阪ラセン管工業の西、雲江院というお寺の北隣です。
交 通・公共交通機関: 近くに駅はありません。バスの便も決して良くはありません。
 公共交通機関をご利用の場合は、事前に経路・便をお調べになることをお勧めします。
 自動車:東名高速袋井ICより5分 
※ 駐車場は20台程度です。整列駐車等へのご協力をお願いします。
連絡先:安藤寛 090−1565−3521
   田村隆太郎 0538−41−0010(県埋文袋井整理事務所)
http://www.s-kouko.org/

Map
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● 土岐市美濃陶磁歴史館
企画展『歴史を学ぶ−縄文・弥生・古墳時代−』
 土岐市やその周辺地域の遺跡から出土した石器や土器などを使って、原始や古代の様子を紹介します。今回の展示では、小学校で使用している社会の教科書を展示ガイドとして、調査ノートを使いながら、学校で習う歴史と土岐市の歴史とが身近な距離にあることを実感してもらえる展示です。また、割れた土器をパズルにして復元する体験コーナーもあります。
期 間:平成18年5月12日(金)〜平成18年7月23日(日)
お問い合わせ先:電話 0572−55−1245
住 所 岐阜県土岐市泉町久尻1263番地
http://www.city.toki.lg.jp/wcore/hp/page000000600/hpg000000536.htm

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■ 出 版========
● 吉田城シンポジウム報告『検証・吉田城』を販売しています
内 容:昨年10月に実施した、吉田城シンポジウムの講師陣による書き下ろし。中世〜近世を通じて東三河の拠点となった吉田城を、新たな視点から検証しています。また、吉田城と関わりの深い三河の城や、織豊期をテーマに、東海の諸城を紹介しています。
装 丁:A5版 カラ−図版16頁、本文240頁
頒 価:1000円
購入方法:豊橋市美術博物館で直接購入するか、頒価+送料(1冊あたり包装込み550g。1冊340円、2・3冊450円)を現金書留で下記までお送り下さい。※返送先の住所・氏名、希望冊数を書いたものを必ず同封してください。
440−0801 豊橋市今橋町3−1 豊橋市美術博物館 あて
目 次: 
第1部 戦国・織豊期の吉田城主
「戦国時代の今橋城から吉田城へ」 小和田哲男(静岡大学教授)
「三州吉田城主・池田照政」 久保田昌希(駒澤大学教授)
第2部 吉田城の文化財的価値−新たな視点から−
「今、よみがえる吉田城−その建物復元に向けて−」 三浦正幸(広島大学大学院教授)
「吉田城の縄張り−その変遷を中心として−」 高田 徹(城郭談話会) 
「吉田城の石垣構築とその変遷」 加藤理文(織豊期城郭研究会)
「発掘調査からみえる吉田城」 岩原 剛(豊橋市美術博物館)
「東国の要・吉田城−中世から近世へ−」 中井 均(織豊期城郭研究会会長)
第3部 発掘・三河の城
「田原城」 増山禎之(田原市教育委員会)
「岡崎城」 小幡早苗(岡崎市教育委員会)
第4部 東海の織豊城郭
「赤木城跡」 竹田憲治(三重県埋蔵文化財センター)
「岐阜城・千畳敷」 内堀信雄(岐阜市教育委員会)
「清須城と城下町」 鈴木正貴(愛知県埋蔵文化財センター)
「浜松城」 太田好治(浜松市博物館)
「二俣城・鳥羽山城」 加藤理文
「久野城」 松井一明(袋井市教育委員会)
「横須賀城」 木佐森道弘(掛川市教育委員会)
「掛川城」 戸塚和美(掛川市教育委員会)

問合せ:豊橋市美術博物館 管理・文化財グループ TEL0532−51−2879

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● 『弘版美濃古瓦譜』(『美濃百踏記』資料編第2巻)小川貴司編
体 裁:A4版和紙刷・和綴じ,66頁,64個体,拓影72枚
定 価:3,990円(本体価格3,800円、送料210円)
 小川弘一が昭和40年代から平成初期にかけて撮った古瓦64点の拓影72枚を原寸で掲載する。
掲載寺院:不破郡不破関・宮處寺址,大垣市国分寺址,揖斐郡、大隆寺址,本巣市席田廃寺,岐阜市西郷廃寺・長良廃寺・鍵屋廃寺・(伝)大宝廃寺・瑞龍寺址,各務原市柄山窯址・山田寺址・平蔵寺址,関市弥勒寺址・大杉廃寺,可児郡願興寺址,羽島郡東流廃寺,愛知
県稲沢市東畑廃寺,朝鮮半瓦城,他
● 『弘版瑞柄文様瓦譜』(『美濃百踏記』資料編第3巻)小川貴司 編
体 裁:A4版和紙刷・和綴じ,77頁,拓影191枚(瑞龍寺51枚,柄山140枚) 
定 価:3,990円(本体価格3,800円、送料210円)
 小川弘一手拓拓影のうち、瑞龍寺址と柄山窯址の文様瓦191枚を原寸で掲載する。瑞龍寺址は川原寺式A種鐙瓦を葺く天智期創建寺院で、柄山窯址はその供給窯である。文様瓦は双鳥立花文・花文など50余種と多様で、とりわけ「厚見中林寺瓦」の寺名を記す文字瓦が注目される。
◆郵便振替口座:00170-2-668259 小川貴司
小川貴司 (tk_ogw21@ybb.ne.jp)


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2006年5月21日 (日)

考古学フォーラム情報BOX160

∬∬∬∬∬∬∬   2006. 5. 21   ∬∬∬∬∬∬∬


◆ 展示会・講演会・研究会========
● 田原市:二ツ坂古窯跡発掘調査現場説明会
日 時:平成18年5月27日(土)午前10時30分〜午前12時00分頃(予定)
小雨決行(足元が悪いので、汚れても支障のない服装・靴でお越しください。)
場 所:田原市田原町二ツ坂地内 
 近くに臨時駐車場がありますのでご利用ください(路上には駐車しないようお願いします)。
内 容:
 調査の途中段階ですが、計6基の窖窯が発見されました。また、灰原3ヶ所等が見つかっています。うち、2基は平安時代末(12世紀前半)、残りは鎌倉時代初め(13世紀前半)に操業していた窯と考えられます。6号窯は、窯を掘りぬいた直後に何らかの理由で崩れた「未使用の窯」で、渥美窯でははじめて見つかったものです。もっとも壊れやすい焚口が奇跡的に良好に残っており、これまで不明であった焚口の構造がわかる事例となりました。見つかった窯はいずれも大規模なもので、二ツ坂古窯が大規模な生産を行なっていた渥美窯でも屈指の生産場所であったことが考えられます。渥美窯の生産構造の解明のため貴重な事例を加えました。
問い合せ:
田原市教育委員会 文化財課 文化財係 0531-23-3531

Photo
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● 東海縄文研究会・第2回研究会
「東海地方縄文時代草創期の諸問題」
日 時:平成18年6月25日(日)10:30〜16:30
会 場:沼津市市立図書館視聴覚ホール・講座会議室(沼津市)
主 催:東海縄文研究会(代表大塚達朗)後 援:沼津市教育委員会
参加費:500円(資料代)
構 成:
 10:00受付開始   司会松本一男・小崎晋
 10:30 開会「挨拶・趣旨説明」白石浩之
 10:40〜11:05 「縄紋文化のはじまり”という問題構制」大塚達朗(南山大学)
 11:05〜11:30 「草創期の炭素14年代測定の現状と課題」山本直人(名古屋大学)
 11:30〜11:55 「東海東部の草創期編年」池谷信之(沼津市教育委員会)
 11:55〜13:00 昼 食
 13:00〜13:25 「宮西遺跡の調査成果」増山禎之(田原市教育委員会)
 13:25〜13:50 「中通遺跡の調査成果」筒井京(静岡県教育委員会)
 13:50〜15:00 資料見学会 講座会議室
展示予定資料:
宮西遺跡(愛知県田原市)、中通遺跡(静岡県浜松市)、大鹿窪遺跡(静岡県芝川町)葛原沢第Ⅳ遺跡・拓南東遺跡・築地鼻北遺跡・清水柳北遺跡・中見代Ⅰ遺跡・尾上イラウネ北遺跡・植出遺跡(静岡県沼津市)、土の3遺跡(静岡県長泉町)、仲道A遺跡(静岡県伊豆の国市)
15:00〜16:00 討 論
16:00〜16:15 情報交換会 第3回例会
16:15〜16:30  閉会「閉会の挨拶」未定
18:00から懇親会を予定しています
・お知らせ
参加申込みの必要はありません
会場には駐車場がごくわずかしかありません。会場までは公共交通機関をご利用ください
410-2123 92-1 連絡先〒静岡県伊豆の国市四日町
℡ 池谷信之055-949-6334
ikeoska@ka.tnc.ne.jp

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考古学フォーラム情報BOX159

∬∬∬∬∬∬∬   2006. 5. 11   ∬∬∬∬∬∬∬


◆ 展示会・講演会・研究会========
● 静岡県考古学会東部月例会
日 時:5月13日(土)18:00〜20:00
発 表:
・「伊豆地域の大廓式期の土器様相」山田康雄
・「伊東市西小学校遺跡の調査−古墳時代の集落遺跡−」浦志真孝
会 場:三島市民生涯学習センターいきいきホール第4研修室
(静岡県三島市大宮町/三島駅南東方向徒歩8分)
問い合わせ:静岡県考古学会
 小崎 晋(電話:055-934-4812 沼津市教委)    
 栗木 崇(電話:0557-86-6573 熱海市教委)
http://www.s-kouko.org/

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● 南山大学人類学博物館
博物館講座 春期講座「濃尾地方の考古学」
人類学博物館では、博物館講座 春期講座「濃尾地方の考古学」に参加される受講生を募集しております。内容に興味のある方でしたら、どなたでも参加できます。
第1回 6月10日(土)
  「弥生時代の村と都市」 石黒立人氏(愛知県埋蔵文化財センター)
第2回 6月17日(土)
  「東海考古学事始」 伊藤秋男(南山大学名誉教授)
第3回 6月24日(土)
  「旧石器・縄文時代の石器石材」 齋藤基生氏(名古屋学芸大学非常勤講師)
受講料:3000円(学生は半額)
定 員:30名
会 場:南山大学人類学博物館 学習室
時 間:各回とも14:00〜16:00
※ 受講を希望される方は、往復はがきにて1.「春期講座受講希望」と明記し、2.住所・3.氏名・4.電話番号もしくはメールアドレスを書いて人類学博物館宛にお申込みください。
締 切:5月31日(必着) 
なお、定員に達し次第締め切らせて頂きますので予めご了承ください。
お問合せ・お申込み
南山大学人類学博物館
466-8673 名古屋市昭和区山里町18
TEL 052-832-3111(内線)445
※月曜日〜土曜日 10:00〜16:30
http://www.nanzan-u.ac.jp/MUSEUM/index.html

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● 三好町立歴史民俗資料館
春季企画展「遺跡から見る 三好町歴史探訪」
期 間:平成18年4月29日(土)〜6月25日(日)>
 地中に眠っている埋蔵文化財は、発掘されることにより様々な情報を私たちに与えてくれます。こうした情報から、地域の歴史の一端が明らかになります。加えて、先人の暮らしや生活の工夫も教えてくれます。
今回の展示会では、三好町内にある遺跡を、年代順に紹介します。私たちの身近にある遺跡や当時の人々の暮らし、また発掘調査の様子をご覧下さい。
また、同時に平成17年度に行われた発掘の成果も展示いたします。
紹介している遺跡
縄文時代から弥生時代:砲録山遺跡、奈良時代:黒笹41号窯・44号窯・47号窯、平安時代:黒笹27号窯・119号窯・八和田山古窯跡群、中世から近世:荒畑遺跡・北畑遺跡・市場遺跡・福谷城跡
http://www.hm.aitai.ne.jp/~miyoshi-/kyouikubu/shiryokan/

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● 松阪市文化財センター 平成18年度前期企画展
「松阪歴史ふしぎ発見-出土品のなぞを追え!」
 小学校6年生と中学校2年生の社会科では、日本の歴史について学習します。この展覧会ではその学習の開始時期にあたる4月から7月にかけて、松阪市内出土の考古資料を展示します
会 期:平成18年4月28日(金)〜7月9日(日) 
場 所:はにわ館第2展示室
http://www.city.matsusaka.mie.jp/bunka/shisetsu/haniwakan/kaikan.html

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考古学フォーラム情報BOX158

∬∬∬∬∬∬∬   2006. 5. 10   ∬∬∬∬∬∬∬


◆ 展示会・講演会・研究会========
● 古代ロマン探訪!!「吉胡貝塚見学会」
初公開!! 貝塚平面展示施設
と き:5/14(日)・5/27(土)午後1時30分〜3時
ところ:田原市吉胡町 国史跡吉胡貝塚 (未舗装の駐車場あり)
小雨実施(体験は中止)
内 容: 
 現在整備中の吉胡貝塚の整備概要、遺跡の説明を行ないます。平成17年度に完成した、
貝塚平面展示施設を初公開します。また出土品の展示、古代人のくらしの体験を行ないま
す。体験は北海道産の黒曜石を使い石のナイフつくりと、火おこし道具を使って自分の力
で火おこしをしてみます。
申 込:見学希望の方は現地集合。
体験を希望される方は申し込みをしてください(先着20名)
申込先:田原市教育委員会 文化財課 文化財係 0531‐23‐3531

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● 清洲貝殻山貝塚資料館
平成18年度第1回企画展示コーナー
「愛知の遺跡展ー朝日西遺跡ー 清洲城下町遺跡、調査の始まり」
会 場:愛知県清洲貝殻山貝塚資料館
〒452-0932 愛知県清須市朝日貝塚1 電話052−409−1467
展示期間:平成18年4月8日(土)〜平成18年6月17日(土)
開館時間:午前9時30分〜午後4時
休館日:毎週日・月・火曜日、祝日
http://www.pref.aichi.jp/kyoiku/bunka/asahi/index.html

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● 名古屋古代史研究会5月例会
日 時:5月14日(日)13:20〜
会 場:名古屋市鶴舞中央図書館第1集会室
内 容:梶原義実「造瓦組織からみた古代手工業生産」(仮)
問い合わせ:名古屋大学文学部日本史研究室内 名古屋古代史研究会
      TEL 052-789-2228

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考古学フォーラム情報BOX157

∬∬∬∬∬∬∬   2006. 4. 12   ∬∬∬∬∬∬∬


◆ 展示会・講演会・研究会========
● 静岡県考古学会東部月例会
日 時:5月13日(土)18:00〜20:00
発 表:
・「伊豆地域の大廓式期の土器様相」山田康雄
・「伊東市西小学校遺跡の調査−古墳時代の集落遺跡−」浦志真孝
会 場:三島市民生涯学習センターいきいきホール第4研修室
(静岡県三島市大宮町/三島駅南東方向徒歩8分)
問い合わせ:静岡県考古学会
 小崎 晋(電話:055-934-4812 沼津市教委)    
 栗木 崇(電話:0557-86-6573 熱海市教委)
http://www.s-kouko.org/

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● 本巣市教育委員会
「赤彩古墳の館春の特別開館」
場 所:古墳と柿の館・赤彩古墳の館
   (本巣市上保1−1 道の駅いとぬき東)
日 時:5月3日(水)〜5月7日(日)午前9:00〜午後4:00
電 話:058-323-7764(本巣市教育委員会社会教育課)
    058-323-4511(富有柿センター)
入館料:大人300円 小人100円(小・中学生)団体20名以上は半額
 船来山272号墳の石室(普段は保存のため非公開)を一般公開します。赤彩古墳の石室を一望することができる展示施設です。この機会にぜひご覧下さい。

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● みのかも文化の森 美濃加茂市民ミュージアム
「土に残る記憶IV−古墳と古代−」展
 土に残された遺跡から、過去の時代を捉え、復元していくことができます。
 今回の企画展では、当時の様子や人々の暮らしについて、美濃地域の資料を中心に紹介します。また、後に続く奈良〜平安時代の出土品も併せて展示します。そして、出土品などをさわるコーナーや様々な体験講座もあります。
期 間:平成18年4月29日(祝日)〜6月4日(日曜日)
★ ミュージアムフォーラム 
「遺跡から読み解く激動の古墳時代史」−ヤマト政権の展開と東海地方−」
日 時:5月13日(土曜日)13時30分〜15時30分
定 員:120名  申込み:申し込み不要  参加料:無料
会 場:緑のホール
内 容:古墳、鏡、甲冑、埴輪などからヤマト政権の成立・展開の歴史をさぐります。そして、この時代の東海勢力の動きについてもお話しいただきます。
講 師:福永伸哉氏(大阪大学大学院文学研究科教授)
★ ミュージアムツアー 「いってみよう−今も残る古墳−」
日 時:5月20日(土曜日)13時00分〜16時00分
定 員:15組  申込み:ハガキ又は来館による事前申し込み  参加料:100円
申し込み期間 4月22日(土曜日)〜5月7日(日曜日) 必着
内 容:市内や近隣地域に残されている貴重な古墳をバスで見学します。親子参加可。
★ アートな1日講座 「さわってつくろうー須恵器 suekiー」
日 時:5月21日(日曜日)13時00分〜16時00分
定員:20名  申込み:当日 12時30分 受付  参加料:500円
内 容:古墳時代の遺跡から出土した須恵器を手に取りながら、本物そっくりに粘土でつくります。作品は後日お渡しします。(郵送の場合は有料)
その他:エプロン・タオル持参。
http://www.forest.minokamo.gifu.jp/

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● 静岡市立登呂博物館
春季企画展 
『登呂の時代から小黒(おぐろ)の時代へ』−弥生時代から古墳時代への境目−
期 間:平成18年4月1日(土)〜5月31日(水)
http://www.city.shizuoka.jp/deps/kyouiku/torohaku/index.htm

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● 斎宮歴史博物館
平成18年度 子ども向け展示 きみはプチ考古学者だ!
『三重の大昔へ タイムスリップ』展
 三重県内各地の発掘調査の出土品から、旧石器・縄文以降平安時代までの遺物を大公開します。子どもたちの歴史学習にもきっと役立つことでしょう。
会 場:斎宮歴史博物館 特別展示室
期 間:平成18年4月18日(火)から6月4日(日)まで
http://www.pref.mie.jp/maibun/hp/

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考古学フォーラム情報BOX156

∬∬∬∬∬∬∬   2006. 3. 18   ∬∬∬∬∬∬∬


★ 発掘調査========
● 豊田市:挙母城(桜城)発掘調査現地説明会
場 所:豊田市元城町1丁目 豊田信用金庫本店敷地内
日 時:平成18年3月21日(火) 
 10:30〜12:00  14:00〜15:30  少雨決行
問い合わせ:豊田市郷土資料館 0565−32−6561
注 意:市街地のため駐車場は用意しておりません。車で来られる方は周辺にある有料駐車場をご利用ください。
 名鉄豊田線・三河線の豊田市駅や愛置環状鉄道の新豊田駅からは徒歩で5〜6分のところですので,できるだけ公共交通機関をご利用ください。
主な成果:
 石垣の残存状態は試掘調査等からの推定ではあまりよくないと考えていましたが,調査の結果,3〜4段(高さ約1.1m)で2箇所において延長30mと10mがみつかり,予想以上に良好な残存状態でした。
 絵図や古文書などの資料から桜城がどの程度完成していたのかが推定されてきましたが,今回の調査では城跡公園の隅櫓の石垣から西へ拡がる二の丸の配置がほぼ明らかになったとともに,堀の中から出土した塀の部材や土壁の堆積物から,設計図にある築地塀が築かれていた痕跡を追うことができました。また,地下に埋没して石垣の残存状況が不明で,どの位置にどれだけ残っているのかわかりませんでしたが,今回の残存状況と配置から,二の丸の石垣が周囲の道路や建物の下にもまだ埋没していることがおよそ推定できるようになりました。
 北部に残した東西方向の堀の堆積層の断面からは,堀の規模や断面形状を読み取ることができるほか,桜城存続中の土の堆積・廃城時の堆積・廃城以後の堆積と順を追っての土の堆積を読み取ることができます。堀には杭を打ち込んで板をとめた堀の護岸がみられます。護岸は石垣近くとやや離れたところの2列があり,この間が深く掘られています。この部分は内藤氏時代にあらたに掘られたものではないかと推定しています。
 石垣の石材は硬い花崗岩で,加工するために各所に鑿の痕跡をみることができます。石垣は2〜3段分(高さ約1.1m)が残存しています。最下段の石の下には胴木と呼ばれる材木が敷かれているのを見ることができます。

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